読了。
わかっていたけど、なんとも言えない幸福な結末に少し戸惑いを感じる。ミステリーではないからハラハラさせる必要はないけれど、牛河の展開も予測できるし二人が1984年に戻れる確信もあった。このボリュームを一気に読ませてしまうのはやはり村上春樹だけど、「ねじまき鳥クロニクル」位の不可解さがあればもっと読者をなやまして翻弄することができたのではないだろうか…
しかしながら、それは筆者の意図することでは無いのだろう。この物語で確信するとしたら、〈世界には必ず救いがあり求める者には与えられる。但しなにがしかの代償は払わなければならない〉ということか…?
2009年に発表されて2011年3/11を経た今だから、やはり希望は必要だし、どんな世界でも新たに産み出されることには何かの意味があると信じたい。
わかっていたけど、なんとも言えない幸福な結末に少し戸惑いを感じる。ミステリーではないからハラハラさせる必要はないけれど、牛河の展開も予測できるし二人が1984年に戻れる確信もあった。このボリュームを一気に読ませてしまうのはやはり村上春樹だけど、「ねじまき鳥クロニクル」位の不可解さがあればもっと読者をなやまして翻弄することができたのではないだろうか…
しかしながら、それは筆者の意図することでは無いのだろう。この物語で確信するとしたら、〈世界には必ず救いがあり求める者には与えられる。但しなにがしかの代償は払わなければならない〉ということか…?
2009年に発表されて2011年3/11を経た今だから、やはり希望は必要だし、どんな世界でも新たに産み出されることには何かの意味があると信じたい。