昨年もお芝居、アート、色々発見ありました。
暮れの12月には2つの芝居に行けたので、キャンセルした分は帳消しかな?
*「鼬」 世田谷パブリックシアター
鈴木京香が白石加代子と互角に渡り合って、強欲なそれでいて少し哀しい女を演じて、とても良かった。脇も高橋克己、江口のり子等芸達者ばかり。
舞台は東北の落ちぶれた屋敷の大きな広間だけを使い照明だけで時間、季節を転換させて面白かった。鈴木京香が舞台ばえする姿声でたんかきるのも美しく、もっと舞台出るといいのにと思わせる。長塚圭史演出も脚本のせいか、暗すぎず、最後も後味悪い筈なのに、何故かスッキリとしたおわり方で、気持ち良かった!
*「キレイ―神様と待ち合わせした女―」シアターコク―ン
人気で再々演の大人計画ミュージカルは、松尾スズキだけあって笑いだけじゃないブラックで不安みなぎる現実か未来かどちらともあり得る世界。あまりに怪演でマジシャン本人とも思わせる田辺誠一や、純粋だけど闇を抱えたケガレ役の多部未華子が良かったのでいつものレギュラー陣もたじたじだろう!やはり最後も明るい未来はやってこず、不安を残して終わる辺りは
今を象徴してるようだ。楽しいひとときだけではいけない時代カナ?
昨年書けなかったので、今年に持ち越しだけど、こんな感じで、今年もなんとか乗りきりたいです。では(*^^*)