映画「プーと大人になった僕」

2018年10月17日 | 映画・DVD・テレビ
なんと言ってもプーさんが動いてしゃべっている❗
決してディズニーアニメではない、「くまのプーさん」の本のまま。子どもの頃に頭で描いたそのままに、あの挿し絵のプーが、イーヨが、コプタがトラーが、(岩波少年文庫のまま)ルーもカンガもフクロも!
なんて幸せな時間。100エーカーの森は今も頭の中にある。

大人になって仕事に忙しく家族ともゆっくり過ごせないクリストファー・ロビン。そこに現れたプー。プーと一緒に仲間たちを探すうちだんだんと昔の気持ちを取り戻していく。そして森に忘れた会社の書類を届けにきた娘のマデリンとプーと仲間たちの(トン・ケン)探検によって家族も一つになっていく。

少し意地悪な上司が、「シャーロック」のマイクロフト役のマーク・ゲッティスなのもご愛嬌。

昔の自分に会える。蔵の中で過ごした思春期の自分に少しだけ戻れた時間だった。

「ゲゲゲの先生へ」 東京芸術劇場

2018年10月15日 | 演劇
水木しげるへのオマージュとかで、どんな筋書きかも知らずに予約してみたが、
妖怪(人間がそうよんでいるだけ)たちから見た人間の強欲や傲慢をシニカルに、また楽しそうに笑いを混ぜつつ描いていて、とても哀しくも楽しい芝居だった。

ねずみ男の佐々木蔵之介、砂かけ婆ぁの白石加代子、雪女の松雪泰子がピッタリとはまって秀逸!
役者が揃えば脚本も面白い。
場面転換も、パーカッションと照明、舞台装置の障子だけを使ったシンプルな舞台でみせる。

久しぶりの芝居でとても楽しい休日だった。