外は雨。本日3番目の展覧会は、西洋美術館の収蔵作品より平野啓一郎氏がセレクトして解説するという珍しい展覧会。
いつもの学芸員のコメントとは一味違う、美術に造詣が深い作家としての視線は、作品をより面白く見ることがきて楽しい。
作家の声と芸術家との声が両方聞こえてくるようで、昔から鑑賞している収蔵作品も違った作品に思えてくる。
何度も常設展で目にしたデューラー、モローに混じって、あまり目にすることのないムンク作《雪の中の労働者たち》(個人像・寄託)や、ドーミエ作《マグダラのマリア》などを鑑賞できたことがうれしい。
そして、様々なテーマを経て最後に展示されていたクールベ作《波》。これこそが私の西洋美術鑑賞の原点。小6のころに初めて訪れた西美で、様々な絵画に触れた中、心を掴んだあの《波》。
同時に、あの時そばにいた二人の人を思い出し、涙が溢れそうになった。雨の美術館。
いつもの学芸員のコメントとは一味違う、美術に造詣が深い作家としての視線は、作品をより面白く見ることがきて楽しい。
作家の声と芸術家との声が両方聞こえてくるようで、昔から鑑賞している収蔵作品も違った作品に思えてくる。
何度も常設展で目にしたデューラー、モローに混じって、あまり目にすることのないムンク作《雪の中の労働者たち》(個人像・寄託)や、ドーミエ作《マグダラのマリア》などを鑑賞できたことがうれしい。
そして、様々なテーマを経て最後に展示されていたクールベ作《波》。これこそが私の西洋美術鑑賞の原点。小6のころに初めて訪れた西美で、様々な絵画に触れた中、心を掴んだあの《波》。
同時に、あの時そばにいた二人の人を思い出し、涙が溢れそうになった。雨の美術館。