江國香織 「ぬるい眠り」

2013年01月30日 | 読書
久しぶりに手にしたのは、妙なリアリティー感がありつつ、異世界の人々が思うままに生きている現代と過去がいりまざった世界を描いた掌編。

底に描かれている女性は皆、小川洋子が小説で描くおとぎの国まではたどり着けなかった、不思議の国のアリスで、成長したアリスがしかめつらして生きてるような感じ。

それぞれ違う話だけど、どの本もつながっているようで、「ぬるい眠り」の雛子は「ケイトウの赤、柳の緑」の笑子だし、「放物線」の三人は「きらきらひかる」の3人の関係みたいだ。

自分たちの居場所を探して生きて行くのに、時間や年齢は関係無いことを気づかせ、あんな風に生きていける程、つよくなりたいと思う。

ヘイリー・リンド 「贋作と共に去りぬ」

2013年01月29日 | 読書
あまりに動けないので、1日一冊のペースになりつつある。

美術に関するミステリーは多く「ダヴィンチ・コード」やアーロン・エルキンズ等面白い物もある。一方で、形はミステリーだけど、ハーレクイン並みに耐えられない物もあり、選ぶのを間違えると損をしかねない。

今回は、半々といったところか…。前半のヒロインの祖父の贋作に関するあれこれを膨らませればもっと硬質の読み物だったのに、いつの間にかロマンチックに成りすぎて残念。出版元の売り出しかたもいけない!
タイトルもしかりで、「Feint of art」がどうして「贋作と共に去りぬ」になるのかわからない!!

設定は良かったと思うけど、ハードボイルドとハーレクインのどっちも欲張り過ぎて、本質の美術ミステリーには遠くなっちゃた、残念(((^_^;)てところです。

都筑道夫 「さかしま砂絵 うそつき砂絵」

2013年01月28日 | 読書
出かける計画もどこえやら、3年振りにいつものぎっくり腰がでて、動けなくなってしまった

毎晩のストレッチも欠かさずウォーキングもしてたのに・・・

しばらくは腰痛に耐え、寝たきり状態に甘んじなければならない。トホホ(;´д`)

仕方がないので、久しぶりに都筑道夫の「なめくじ長屋」シリーズを読み返したが、センセーの冴えた推理とあんだーぐらうんどの面々の活躍が小気味よい!

都筑道夫の絶筆だという「二百年の仇討」も少しくどいけど、からんだ糸をほどくセンセーの種明かしが、江戸の民衆の哀しさを浮かび上がらせて秀逸だ。

もっとこのシリーズが続くように願っていたファンは多かったと思う。

又、同本に収録されている「ばけもの屋敷」の主人公、工藤伊織が活躍する本も読んでみたかったなぁ…。

都筑道夫という天才を失って、日本のミステリー界は寂しいことだと思う

CD  嵐「Beautiful  World」

2013年01月26日 | 音楽
嵐のCD「Beautiful World」にはまっている。

この冬の寒さと最近の腹立たしい事を、少しでも解消するためと、なまった体を何とかしたいためには、もってこいのノリのいい曲ばかり!

特に大野くんの「Hung up on」と「morning light」は好きだなぁ!&相葉くんの「じゃなくて」も持ち味出してて面白い。


最初は聞き流していたけどいい曲多くて、明るい健康的な感じの「popcorn」よりも、少し小技がきいてて気に入ってるのだ!

嵐もKis-My-Ft2も最近のジャニーズはエンターテイメントととして本当にプロだと思います。うん

うちにいなければならなくて、どうしてもストレスがたまるこの頃は、音楽聴きながらのながら族。

早く外で人と話したいなぁ・・・
2月になったら友人が落ち着くから、ランチでも誘おう!でもまたその頃はこちらが忙しいか・・・

今日は初雪

2013年01月14日 | 日記
関東も今日は雪となり、いつも乾燥した埃っぽい町もなんとなく暖かい穏やかな冬景色にみえるから、不思議だ。

そんな気分で、楽しく過ごしてたのだが!

のんびり隣でがーがー寝てるツレを気遣いつつ、やりたい事も我慢してのに、起きたとたんに、寝ぼけてるのか!子どもの事をだしに日頃の生活について文句言われて腹立つ事しきり(`□´)

腹立ち紛れに、叫びながら雪かきし昼から風呂に入って、ワインがぶ飲みして餃子作っておなかいっぱい食べて寝て、新年早々デブまっしぐらに成ることとした!((( ̄へ ̄井)

かんかんだぞー(#`皿´)


宇崎竜童氏によせて

2013年01月05日 | 音楽
 大好きな宇崎竜童氏のBS特別番組を見て。

 
 彼の溢れる才能は、多くの人を感動させる。

 それは絵画や、演劇にもつうじ、音楽は五感を刺激するのでなおさらである。

 宇崎竜童氏の音楽は、詩の世界を映像を見るように再現する。

 20年ほど前に活動していた「竜童組」では力強くたおやかに日本の情緒・風景を描いていた。
 山口百恵に提供した楽曲では、彼女の声でそのしなやかで新しい女性の生き方を(根底にある芯の強さを)鮮やかに描き出していた。
 自身の声や歌い方は、まして彼独特の世界、ロックやブルース、歌謡曲にとらわれない宇崎竜童の世界を見せてくれる。

 そのリズム・メロディに、私は何度救われたか・・・

 彼の音楽は、自分が大人になる過程に必ず寄り添ってくれて、広い世界を与えてくれた。

 彼に感謝しつつ、これからも、様々なチャレンジで私たちを堪能させて欲しいと祈る。
 

今年も早3日

2013年01月03日 | 日記
今年も、新しい1年が始まりました。

 年々1年が短く感じられるのは年のせいでしょうか?
 とりあえず今年も良いことは多く、笑ってすごせ、健康であればいうことなしです。

 なかなか思ったことはできない1年になりそうですが、
 「自分の時間を大切にしよう!」と、
 「今習っていることを少しでも習得できて、一人旅がいつかできるようになりたい」が、
  目標です。

 今年もよろしくお願いします。