北部方面低音隊~

ベースとシンセサイザーが好きなおじさんです。
音楽や楽器等気になったことをつづっていきたいと思います。
よろしく。

限定カラーが COOL! ~Limetone Audio focus alumite color 5th Anniversary

2022年07月05日 11時00分55秒 | エフェクター

7月に入りまして北の大地も急に夏がやってきた感じです。
6月はすっきりしない天気で例年より雨が多かったので
6月の北海道は実際に梅雨だったのではないかみたいなことが
新聞に書かれてましたね。

日本で唯一梅雨のない冷帯といわれる北の大地も
地球温暖化で梅雨がある地域になりつつあるのかもしれません。

さて、今回はずっと購入を迷っていたエフェクターの話です。
そう、それはコンプレッサーです。

私個人は学生時代はピック弾き中心でしたし、
社会人になってベースを再開した時もロック系中心ということで
スラップはあまりしない2フィンガースタイルかピック弾きだったことでコンプの必要性をあまり感じてませんでした。
まぁ、アクティブのベースばかり弾いてましたし、マルチエフェクターで軽くコンプをかけたりはしてましたが
単体のエフェクターとしては一時的な使用が多くて

APHEX Punch Factory MODEL1404
MXR Dyna Comp WEED Mod
EBS Multi Comp
Aguilar TLC Comp
Maxon CP9 Pro+
・・・
j一時的に上記のものを所有していたことがあったくらいで、ここ数年はずっとコンプなしのベースライフでした。

比較的最近のベーシストはスラッパーが多いせいか、コンプを持っている人が多い印象ですね。
しかし、個人的にはどうしてもコンプをかけるとノイズが増えたり
音が劣化したり、妙にパコパコした感じになるとか
そういう印象(もちろん先入観もあるとは思いますが)
コンプ自体に良い印象を持っていなかったのだと思います。

ただ、最近はパッシブのベースを弾く機会が増えましたし、
それに最近コンプもなかなか良いものも増えてきた感じですし、
ここらできちんとしたコンプを
一つくらい持っていた方がよいかなとも思い始めるようになりました。

真空管のプリ( ALBIT A1BP MARKII や MARK VINTAGE PRE )や ディスクリート回路で TubeAmp を再現した Shin's Music Master preamp pro なんかは、スラップしてもある程度コンプがかかるので良いのですが…

Darkglass Electronics ALPHA·OMEGA ULTRA V2 W/AUX IN や HUMPBACK engineering 2107 Bass EQ のような非TUBE系プリアンプではスラップするような場面では正直コンプが欲しいなと思うことがあります。

そこで、何気にベースマガジンの特集
「イチオシのペダル型コンプレッサー7機種の実力を徹底検証」の試奏映像をみていて、
その中の一つにまさに私好みのコンプレッサーを見つけたのです。(^○^)

それが Limetone Audio focus(alumite color)でした。
なんというかまさに、コンプのかかり具合が絶妙に私好みだったんですね。

その記事でsの村田さんのインプレからの抜粋になりますが…

高速プレイの粒を揃える、 テクニシャン向けモデル
これは先輩ベーシストの IKUO さんがメインで使ってるコンプですね。それもあって僕自身も気になっていたんですよ。
実際に使ってみると、まさに最新型のコンプ・サウンドという感じで、現代の幅広い音楽にマッチするであろう万能なモデルだと思いました。
今回コンプレッションを強めにかけたのですが、それでも音のアタマが潰れずにしっかりと残ってくれるのがいいですね。
“バッコーン”とした感じではなく、高速プレイでも的確に音の粒を揃えてくれるコンプレッションなので、テクニカルなプレイを披露する人には特に持ってこいのコンプだと思いますよ。

実際に IKUO さんも言われてたのは
ノイズがなくて音痩せしない、そして何よりシンプルな操作性で良いということ。

たしかにつまみはそんなにいじらなくても
というか全部12時でもいいくらいの完成された設定になってるんです。

私は多くのつまみをいじって自分好みにじっくり…
という根気のあるタイプでは全くないので
このように初めから完成された設定になっているとすごく助かります。

そんなこんなで focus を購入することだけは決めていたのですが、
やはり買うなら、通常のモデルではなくて
島〇楽器限定のオレンジのやつがいいかなぁとか
といろいろ迷っていた矢先に
この focus alumite color 5th Anniversary モデルが
50 台限定で発売されることを Twitter で知りまして
発売日の 7/1 の AM 00:00 過ぎに眠い目をこすりながら
ポチっとさせていただきました。(^^)v

二日後の朝に届きまして、
Darkglass Electronics ALPHA·OMEGA ULTRA V2 W/AUX IN をつなげまして、
Provision VJB ハカランダ指板のバインディングドットをつっこんで試奏したのですが…
思った以上に良かったですぅ。
もちろんヘッドフォンでモニターしているのですが全くノイズは感じられませんし…
音痩せとかもなくて音もすごくいい感じです。
ずっと弾いていたくなるようなそんな印象でした。
個人的には久々のヒットですね。

まぁ、個人的には電池内蔵で動くようにつくられていないところだけが残念ではありますが。
消費電力も決して小さくはないけど 27mA くらいですし。
決して電池駆動も不可能ではないんだけどなぁ…

等々思うところはありますが、音が良いので許しちゃいます。

もし、どこかで Limetone Audio Focus 見かけたら一度試奏してみてください。
私のようなコンプがあまり好きでない人もコンプ大好きになる可能性はあると思います。

まだ、夏も始まったばかりですが、
連日湿度が高く蒸し暑いですが、どうぞお体にきをつけてお過ごしください。ではでは。
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地を這う重低音~WM42:WAY HUGE SMALLS RUSSIAN-PICKLE FUZZ

2022年06月24日 17時37分46秒 | エフェクター

皆さんお元気ですか?
ここのところ天気はなんとなくすっきりしませんね。
来週もそれほど良い感じではないのですが…
ただ、梅雨前線が北上してきまして、明日あたりから真夏日になるところもありそうです。
北の大地もかなり蒸し暑い日々が続きそうな予感です。
きっと本州はもっと暑くなって、きっと猛暑日とかになりそうですね。
暑いのはそうでもないのですが、私は湿度が高いのが苦手だったりします。

さて今回はエフェクターのお話です。
2020年のベーマガの歪ペダルの特集「注目のベース用歪みエフェクター10機種を徹底検証」という記事をみて気に入ったエフェクターになります。

エフェクターといってもいわゆるファズだったりします。
まぁ、ファズっていわゆる現代的な歪エフェクターではないかとは思いますが、個人的には結構嫌いじゃなかったりするんですね。
まぁ、私も古い人間なのですかね。(笑)

今回見つけたエフェクターはいわゆる「ロシアン・マフ」サウンドを再現したものになると思います。

商品説明はこんな感じですね。

90 年代のロシアン・ファズ ”SOVTEK” サウンドを追及していくことで生まれたファズ。オリジナルの BC183/NOS シリコントランジスタを採用しています。
豊かなミッドレンジを土台にした、クリーミーなファズトーンが特徴で、ファットなボトムエンドをキープしながらサウンドを分厚くさせます。
コントロールは、VOLUME、TONE、DISTORTION、とシンプル。地球を震わせるほどのローエンドを持っているので、ベースプレーヤーは要注意。 ギターに飲み込まれます。

上記にもあるとおり、試奏映像で気に入ったのは地を這う重低音になります。
おそらくベース用ファズという位置づけではないので、ギターリストが使うとその低音でベーシストを食っちゃうよという意味の商品説明なんでしょうかね。
そう、まさに低音はもりもりって感じです。
ベース専用といっても差し支えないくらいの低音痩せなしのエフェクター(笑)

それからスペック表で気に入ったのが、消費電力が 1.8mA という超省電力。
これなら電池駆動で安心して使えますね。(^^)v

実際に使ってみた感想ですが…
まぁ、一言で言いますと「ブォー」といういわゆるブーミーなサウンドなのですが。
低音がたっぷりでノイズも問題なし。
しかもなぜか某イ〇ベ楽器さんで「在庫処分超特価」になっているので、新品をお安く購入できました。(^^)v

ただ、気になった点もひとつ。
今回のモデルは外形寸法:58(W)×103(D)×55(H)mm
結構コンパクトです。
まぁ、そのコンパクト化の弊害なのか電池交換が少しめんどうだったりします。
ネジ三本をプラスドライバーで完全に外した後、マイナスドライバーをすきまに差し込んで、
クロスで組み合わさった筐体を外さないと電池ポケットまでたどり着けません。

私が購入したのは WM42 というコンパクトな方でして、
こいつのもとになった、もう少し大きめの筐体 WHE408 RUSSIAN PICKLE FUZZ というモデルもありまして…
おそらくこっちのほうはもっと簡単に電池交換できるのではないかと思います。
まぁ電池食いではないので、そんなに頻繁に電池交換もしないと思うので、さほど問題にはならないとは思いますが
この点は唯一のマイナス点ですかね。
そのほかは大変気に入ってます。

ちょっと古いけど、低音モリモリでブイブイ言わせたい人におすすめのファズだと思います。

ちなみに Way Huge って私はいままで知らないブランドだったのですが…
WEBで調べると結構いろんな種類のエフェクターが出てますね。
日本の代理店はモリダイラ楽器さんなのかな。

Way Huge の創始者は Jim Dunlop 開発責任者である天才エフェクターデザイナー Jeorge Tripps 氏という方のようです。
彼を紹介している記事からの抜粋ですが…

Jeorge 氏は元々ギタリストとしてキャリアをスタートし、1991年にLAに移住したのち Andy Brauer Studio Rentals という機材レンタルスタジオで楽器に携わる仕事を始めます。
その職場で出会ったのが Dave Friedman (現 Friedman Amplification のCEO)で、彼と共にヴァン・ヘイレンをはじめとしたビッグネームのラックシステムの制作に携わるようになります。
そして93年までその仕事を全うした後、”フルタイムでペダル製作に没頭したい” との想いから立ち上げたのが伝説のブランドとなる Way Huge とのことです。

うむ。伝説のブランドだったんですね~(笑)

まだまだ、世の中には知らないブランドがいっぱいあるようです。
湿度と暑さで体調を崩さないよう皆様もお気を付けください。
それでは(@^^)/~~~
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とてもよくできた真空管プリアンプ~ ALBIT A1BP VINTAGE MARKⅡ~

2022年06月13日 19時03分58秒 | エフェクター

三年ぶりにいろんなお祭りがおこなわれて
少しずつ活気が戻ってきた感じですね。
COVID19 がの感染がかなり落ち着いてきたわけでもないので
まだまだ注意は必要ですが…

さて、前回の Owlmighty Pro を使ってみて思ったことがあります。
やっぱり、プリアンプは単体で練習にも使えるもののほうが便利だなと。
つまり、 MARK Vintage Pre や Darkglass Electronics Alpha Omega Ultra v2 with Aux In のようにヘッドフォンと AUX IN 端子を装備したプリアンプ
そんなやつで何かいいのないかな?と探していましたら、
評価も高くリーズナブルなやつを見つけました。

その名も A1BP VINTAGE MARKⅡ
2017年2月に発売の ALBIT から発売されたプリアンプです。
もう5年ほど経過しているので、あまり売っているところは少ないですが…

MARK II という名前ですので、もともとあったペダル型ベース・プリアンプ A1BP VINTAGE のいわゆる進化版です。
なんとサウンドハウスのレビューで全員が☆5つ。👏
これはよさげな予感。期待も高まります。((o(´∀`)o))

早速ですが、以下商品紹介からの抜粋です。

ディストーション回路は、よりチューブ感を増すために、新たな方向から見直しを行い、従来のディストーションからチューブを使用した軽いオーバードライブに進化いたしました。
また、従来のアメリカンサウンドのトーン回路全体を見直し、ALBIT オリジナルの CROSS コントロール(トーンコントロールの TREBLE と BASS の交差する MID の位置を変化させることができる)を増設し、音ボケせずに全体的に芯のあるベースサウンドに変化させるトーン回路に変更しました。
さらに、H.P/BALANCE OUT の出力をコントロールできる「BALANCE VOL」を追加し、MUTE スイッチも従来のトグルスイッチから、足元で操作できるようにフットスイッチタイプに変更したことで、使いやすさも向上しました。

聞いたところによると、従来モデルは基本のサウンドは真空管っでありながらトランジスターの歪ディストーションだったようで、 MARKⅡ は本来のサウンドである真空管の歪に変わったようです。
通常はほとんど歪まないのですが、左側の TUBE BOOST スイッチを押すとオーバードライブがかかる感じです。
昔ながらの TUBE サウンドってやつでしょうか。
右側のスイッチはミュート。
トーンコントロールは3つなので必要十分という感じですが、 CROSS コントロールというつまみでいわゆるドンシャリサウンドが作れます。
BALANCE VOL は残念ながら AUX IN には効きませんが、ベース本体のヘッドフォン音量を調整できます。
LEDは写真のように青と赤。オーソドックスですがなかなかいい感じですね。
黒のパネルはピカピカで、さすが日本製という仕上がりです。

AUX IN の GAIN は少し低めですが、 MP3 PLAYER や WALKMAN 等を接続することができ、H.P/BALANCE OUT にヘッドフォンを接続すれば、これ一つで練習環境ができます。

ヘッドフォン使用も視野に入れてるので、当然ノイズも気になりませんし、さすがに歪ませるとわずかにノイズは乗りますが、これも十分許容範囲内です。
さすがに ALBIT 品質。この値段(3諭吉ちょっと)でこの使い勝手はコスパ高すぎですね。

真空管は MARK VINTAGE PRE と同じ 12AX7 を使用しているようです。
そして、スペックは Mark Vintage Pre より小さくて軽い、
150mm(W)×106mm(D)×61mm(H) 重量 630g

とコンパクトで軽量の予定なのですが…
たった一つだけ難点がありました。

梱包された箱を持った時点で悪い予感はしてました。
なんだか妙に重たいなぁ…と

そうです、付属の専用アダプターがとにかくでかくて重たいのです。
これ、本体より重いんじゃなねぇ?という前世紀の遺物的なやつです。
まぁ、実際は 500g 強くらいってところですかね。
しかも専用アダプターですので、これ以外のもので壊れても一切保証外の記載が…

センターマイナスの DC9V タイプは A1BP TYPE III というモデルだけのようですね。
うーん。専用でもいいけどもう少し軽いアダプターにならなかったですかねぇ。

Mark Vintage Pre より可搬性の高いプリアンプになる予定が、この重たいACアダプターに阻まれちゃいました。(笑)

まぁ、家で使う分には問題もありませんので、おうち専用ということにして、
スタジオ練習はやはり Mark Vintage Pre 君に頑張ってもらうことにしますかね。

それにしてもこの ALBIT 製の AC アダプター。
A1BP、A2BPシリーズなんかでも使用できるようなのですが。最新ロットもこの大きさと重さなのでしょうかね。
ぜひ、さらなる軽量化を… ALBIT 様

ALBIT A1BP VINTAGE MARKⅡ
なかなかよくできた 真空管プリアンプだと思います。
こいつを非 TUBE アンプヘッドの SEND / RETURN につなげば
お手軽に真空管アンプになりますね。

真空管の暖かいつやのある音が良いですし、何より日本製のクオリティ。
コスパ的にもおすすめの真空管プリアンプです。

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高機能で使い勝手の良いプリアンプだけど~ Vivie Owlmighty Pro ~

2022年06月07日 18時49分02秒 | エフェクター

6月になりましたね。
本州では梅雨に入ったところもあるようですが…
まだ北の大地は冷たい空気が漂っておりまして
まだ5月前半の暖かさは戻ってきていません。
もうすぐ、よさこいソーラン祭りが三年ぶりに開かれますね。

さて、某楽器店のポイントが多少あったので、何かエフェクターでも欲しいなと思っておりました。
個人的にコンプレッサーなるものを持ってなかったので、
三諭吉くらいのいいコンプにしようかとも思ったのですが…
まだ、どれと決められていないのもありまして、それなら以前から一度試してみたかったプリアンプでも購入しようかと思いつきました。

実はそのプリアンプは、 Vivie OwlMighty Ⅱ だったのですが…
某お店ではなぜか品切れのようでして…
上位モデル、 Vivie OwlMighty Pro しか売ってませんでした。
だったらまぁ、少し高いですが、Pro もかなり評判が良いので
そっちもありということでぽちっと購入してみました。

ということで、
今回は Vivie OwlMighty Pro のレビューをしてみたいと思います。

まず、値段は5諭吉弱。最近は5諭吉オーバーのプリアンプも多くなってきたので
それほど目立たなくはなってきましたが、それでも結構なお値段ですね。

恒例の、消費電力計測ですが、
スイッチオフが320くらいで全オンで360mA弱くらいのようです。
当然、電池使用不可、9VセンターマイナスのACアダプターのみです。

仕様としてはこんな感じです。

Master Section
 Treble, Bass, Hi-Mid, Low-Mid(帯域可変)の4バンドEQ装備。
 更にアタックを強調する Bright スイッチ、ミドルを自然にカットする Notch スイッチを搭載。
Drive Section
 Rhinotes のサウンドキャラクターをベースとして新回路を設計。
 幅広いゲインと、歪みCh専用の2バンドEQを搭載。
Multi I/O Functions
 CLIONE を基に良質なバッファーを搭載した高品質バッファードバイパス仕様。
 「バイパス/クリーンCh/ドライブCh」の3chで使用可能。
 スイッチングには切り替え時のノイズが無く機械式スイッチよりも故障や
 トラブルのリスクが少ない高信頼・高寿命なデジタルスイッチング方式を採用。
 Pre/Post・GndLift・Phaseスイッチを搭載した本格的なDIアウト、Tunerアウト、ミュートなどの機能を搭載しています。

EQは4バンドで MID は広めの帯域を可変で選べます。
ドンシャリモードになる Notch スイッチもかなり便利ですね。
Bright スイッチはもう少し高音のエッジを聞かせたいときにつかうといいかもしれません。
Drive は初期型の Vivie OwlMighty と比べると今風なエッジの効いた歪になってます。
それから DI の 機能、コンプ( Comp と Atk/Rel つまみは二つを)装備してます。

ざっくりなインプレですが…

まず、見た目はボディはクロームボディでピカピカしてます。
そして、右側のスイッチは青に、左側のスイッチは赤に光ります。
このスイッチが光るのは斬新でなかなか素敵な感じですね。

それから、音の印象ですが…
オールフラットでエフェクトオンすると少し太い感じの音になります。
EQもこれだけあれば十分できちんと効きますし、これだけ機能があれば、自分好みの音づくりは容易ですね。
歪は人気の Rhinotes の流れですので、今風でなかなかカッコよいです。
OwlMighty Ⅱ と比べるとつまみも多いですし、まさに至れり尽くせりな感があります。
歪ませているときの Comp 有無もスイッチで変更できます。
まさに痒い所に手が届くプリアンプという感じです。

ただ、個人的に厳しいことをいわせていただくと要望含めていくつかあります。
次にもし OwlMighty Pro 2 がでるなら、ぜひとも実現してほしいことを書かせていただきます。

まず、最近の DarkGlass や MarkBass のプリアンプのように
これ一つで完結できるように Head Phone と AUX IN の端子を装備しているともっと良いです。
この二つの端子があるとこれだけで練習ができるのでとても便利になるんですよね。

それから、エフェクトオフの状態でもかすかにノイズが感じられるところです。
当然、エフェクトオンでさらにノイズは微妙に増えますので、ここは少し気になるポイントです。
ジャズべのようなシングルコイルのパッシブベースなんかではあまり気にならないのですが、
EMGのアクティブなノイズ皆無のベースで弾いたり、帯域の広いヘッドフォンでモニターすると
サーっというわずかなノイズが少し気になるかもしれません。
どうしても私の場合、ノイズに関しては普通の人より厳しく評価になっちゃうので申し訳ないのですが。

ただ、Vivie さんというメーカーに対して個人的に期待が大きいので 、すぐに改善できる点だと思いますし、
せっかく Pro と名乗っている以上、ぜひとも、もう一段ノイズを減らしてほしいところです。
このあたりは申し訳ないですが、私が愛用している
Inner Bamboo さんとか、Limetone Audio さんとか、 Shin's Music さんとか、Humpback Engineering さんなどと比べると正直まだまだかなぁという印象ですね。
まぁ、初期型の Darkglass のノイズなんかもっともっとひどかったですけどね。
現在の ヘッドフォンジャック装備の V2 ではノイズ問題は改善してきましたから…

ただ、そのおかげといってよいのか、OwlMighty Pro はどのつまみを右に回していっても
ノイズが急に上がったりしないところは素晴らしいと思います。

こういうプリアンプだとトレブルやコンプを上げるとノイズが急に多くなったりするものもあるのですが
そういう傾向は一切ありませんのでその点は優秀だと思います。

今回、 Vivie OwlMighty Pro を使ってみて思ったのは、OwlMighty Ⅱもぜひ使ってみたいということですね。
おそらく前モデルから進化をとげているのは間違いない感じですし、
何より電池で駆動できますしね。(笑)

個人的な要望も含めて少し厳しいレビューと思われたかもしれませんが…

一言でいうと、OwlMighty Pro はとてもよくできたプリアンプだと思います。
痒いところに手が届きすぎな感もあるくらいですね。(笑)
見た目もきれいで素敵です。

ただ、値段は5諭吉弱と決して安くないですので、OwlMighty Ⅱ で十分という人もいらっしゃるでしょう。
あと歪の好みによっては前の型のほうが好きという人もいるかと思います。
まだ、前のモデルも新品で手に入りますし、OwlMighty 、OwlMighty Ⅱ、OwlMighty Pro 、この3つの中から一番気に入ったものを選ぶのが良いでしょうね。

EQ 、コンプ、歪の三つが揃ったプリアンプがひとつあれば
あとはチューナーくらい。
OwlMighty ひとつ持っていれば大抵のケースは事足りるでしょう。

Vivie OwlMighty シリーズは癖の少ない多機能なプリアンプを探している人には
良い候補になるプリアンプだと思います。
これからも Vivie OwlMighty の進化に期待ですね。
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黒ミノさんとトロンちゃん~SUMO STOMP MINOTAUR & SUMO TRON その2.インプレッション

2022年05月31日 11時29分24秒 | エフェクター

そんなこんなで先日届いた
黒ミノさんとトロンちゃん。

まず、SUMO TRON ですが。
これは正直予想していた以上にすごく良いです。
いやぁ、本当に買えてよかったなぁ
というのが正直な感想です。

ミュートロン系ワウとしてひとつの完成形といっても良いと思います。
まず、音質。
さすがベース専用エフェクターという感じですね。
低音はたっぷり、ノイズも皆無です。
なんなんですかね。この音の良さというかクオリティは。
思わずクラクラしちゃいます。
もちろん4諭吉弱という決して安くない価格ですので、
だれにでもお勧めできるものではないのかもしれませんが
ただ、このペダルはその値段の価値が十分あると私は思います。
すぐ売り切れてしまうのもある意味納得ですね。

まぁ、しいて難点をあげればそこそこ電力を必要とするところくらいですかね。
消費電流は公称360、実測で306くらいはありますので、完全に電池駆動不可になります。
ACアダプターも500mA以上のものを使用するように書かれてますね。

やはりこれくらいの音質は二桁の消費電力では出せないのでしょうかね。
SUMO TRON は YOUTUBE にとても良い試奏映像があるので
興味のある方はぜひご覧ください。
でも、なかなか市場に出ないんですよね…ふぅ
なお、6月上旬に限定数で販売されるとの噂があります。
興味のある方はぜひGETしてください。

さて、次は話題の黒ミノ MINOTAUR です。
もう一度、商品説明を見てみますとこんな感じです。
>Longtail#873と同じく CENTAUR 初期三桁シリアルの「#873」の個体を基にし、ベース帯域にチューニングしたモデルとなります。

最初の印象を一言でいいますと
なんといいますか、とても素直な歪だと思います。
ブースターの延長にある歪にですので当然だとは思いますが。

ある意味こういうのを素の歪というのでしょうかね。
変な癖がなくてとても純粋な印象です。

そういう意味では最近はやりの癖のあり、もっとワイドレンジな歪とは一線を画します。
あくまでオーソドックスで質実剛健な感じという感じでしょうか。

ベースでの使用を考慮されているということで、低域の押出しはじゅうぶんです。
低域がなくなって音がスカスカ…
なんてことはありません。
ただ、フォーカスしている低音は一般的にいう低音の帯域。
いわゆる重低音の帯域ではなく、あくまで音抜けを意識した低すぎない帯域にフォーカスしてます。
ここの帯域が肝なのかもしれません。
そうですね、この帯域であれば、きっとジャズべよりプレべのほうがマッチすると思います。
まだ、私はプレべで試せてないですが、プレべと相性がよさそうな気がします。

すでに YOUTUBE でこいつをベースで試奏されている映像がありますので
それを見ていただくとわかると思いますが、音が太く抜けてくるような感じですかね。

現在うちには歪はかなりあるので、そうですね。
この MINOTAUR はうちのREVSTAR君(エレキギター)で使おうかなと思ってます。
低音たっぷりで太い音になりそうで別の意味で最高のペダルになりそうな気がします。

ちなみに MINOTAUR の消費電力は20~21mAくらいですね。
十分電池駆動できる範囲ですね。(^^)v

今回実際に SUMO STOMP のエフェクターを使ってみて
なぜこんなにみんなが欲しがるエフェクターなのかよくわかりました。

すでに発売直後ということで、
値段上乗せしてメ〇カ〇とかヤフ〇クに出品されてましたね。
うーん、なんだかなぁ。
こうやって、すぐプレミアつけようとするのはそろそろやめませんかね。

あと、個人的には
完全なベース専用ペダルでもっと帯域がワイドで音質の良い
BASSつまみなんかも付いてるファズっぽい感じの
歪ペダルがあるといいかなぁと思います。
名前もSUMO XXXX 的な感じで。(笑)

まぁ、そんな余談はさておき
今回から MINOTAUR のボディカラーは変更になってます。
黒のボディにオレンジのインジケーター
これ、なかなか素敵です。
既存のシルバーも悪くなかったと思いますが
正直少し地味な印象でした。

といった感じで。
SUMO STOMP by Inner Bamboo
さすがに良い仕事してますね。
それでは。(^^)/~~~

(以下、後日記載)
先日やっとプレべで試すことができました。
結果からいうとすごく良かったです。(^^)v
まさにプレべのための歪って感じですね。
うちのジャズべではパワーが足りないのかな。
プレべほどいい感じに歪まないんですよね。
間にコンプ入れればいいのかもしれませんが…

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