北部方面低音隊~

ベースとシンセサイザーが好きなおじさんです。
音楽や楽器等気になったことをつづっていきたいと思います。
よろしく。

いまさらですが~ WE LOVE SANSAMP~ BASS DRIVER DI V2

2022年04月07日 18時46分09秒 | エフェクター

4月です。寒い日もありますが、すっかり春らしくなってきましたね。
東京ではもう桜が散っているようですね。
今年は北の大地も桜は早そうですね。
もうすぐ残っている雪も完全に消えそうですね。

さて、今回もエフェクター(プリアンプ)の話です。

みなさんは、すごく有名な機材なのに一度も使ったことがない
そんな機材ありますか?
今回はそれがテーマです。
私はそれが SANSAMP BASS DRIVER DI 、いわゆるベードラでした。

SANS AMP は 1989年に CLASSIC が誕生して、かれこれもう30年以上。
特に1994年に誕生した SANSAMP BASS DRIVER DI は
まさにロックベーシストの必須アイテムみたいに言われて
かなり売れまくったペダルですよね。

私がベースを休んで打ち込みに興じていたころからベードラは世の中を席巻してたわけですね。

2006年横浜の某所で 今沢カゲロウ/ BASSNINJA 様の演奏を見て
私は再びベースギターを手にするわけですが…
プリアンプ付きの Spector で復活したせいもあり、
いわゆるアウトボードプリアンプなるものはほとんど使用しませんでした。

まぁそんな感じですのであまり触る機会もなかったのでしょうね。
何年か経過して、TECH21 系では VT BASS を渋谷の某楽器店で試奏したくらいですね。
ただ、少しノイジーであまり印象が良くなかったこともあり、
ベードラ系はノイズが少なくないなんて話を店員さんから聞いたのもあり
いよいよ触手が伸びない感じだったのだと思います。

それから十年後の 2016 年に誕生した BASS DRIVER DI V2 は
待望の ミッドコントロールと、BASS と MID の設定帯域シフトスイッチが追加されて
いわば、現代の音楽シーンにあわせて進化したわけです。

今回、 BASS DRIVER DI V2 を購入し、併せてベースマガジンの 2019年12月号も入手していろいろと勉強させていただきました。
ベーマガにも書いてありますが、SANS はフランス語で「無い」という意味ですので
アンプがなくても好みの音が作れるということなんでしょうね。

実際、多くのロックベーシストたちはいかにもベードラって感じの音出してましたね。
そうなるとどちらかというとあまのじゃくな私は余計にベードラを避けるようになったりするわけです。

まぁ、最近いろいろなプリアンプを見ている中であらためてベードラを見ていると
V2は多弦でも使えるくらいのポテンシャルは十分あり、たまにロックなサウンドも良いかなとも思いますし…

何よりいままでこのド定番のプリアンプを一度も使ってこなかったということへの後悔とちょっと使ってみたいという興味がありました。

で使ってみた印象ですが、
確かに一般的に言われているようにV1と比べるとベードラ臭はかなり抑えられていて
サンズアンプ・アレルギー反応は出にくい感じです。
いままで避けてきた私にも違和感はあまりなくてありがたい感じですね。

聞くところによると、V1より音がクリアになっているという話ですが
まぁV1を使ったことのない私にはそこはわかりません。
あとノイズについては Shin's Music あたりと比べると抑えは甘い感じもしますが、
とはいえ特段気になるほどではないですね。そこは合格でした。

そういえば、ベードラの音って MXR M80 BASS D.I. + でCOLOR スイッチオンしたのに似ていますね。
そういう意味では MXR M80 と迷う人がいそうですね。
私も一時期、」MXR M80 BASS D.I. + を所有してましたが、
MXR M80 は値段も安くし、スイッチ二つで使い勝手もよさげなのですが、
私にとってはいかんせん重すぎましたね。
ベードラより1kgくらい重たい(約1375g)のは個人的にかなりのマイナスなポイントでしたね。
これくらいの重さならクラスDのコンパクトヘッドアンプを持ち歩いたほうが良いという結論に至り手放しました。

あと、ベードラの歪は軽くドライブさせるくらいがちょうど良いかなと思いました。
もともとスイッチ1つ仕様なので、歪用途としては期待してませんでしたし、
がっつりひずませるなら、別に用意したほうがベストでしょうね。
使ってて思うのは、やっぱりサンズアンプはロック向きだなということですかね。
SADOWSKY SBP-2 あたりはフュージョンとかも行けそうですが、ベードラはそこまで上品ではない。
かといって Darlglass みたいに狂暴でもないので、使いやすいと思います。

一言でいうとロックベーシストの定番ともいえる極めて使いやすいアウトボードプリアンプペダルという感じですね。
そういう意味でこれだけ長く多く使われてきたののでしょうね。

今回はじめてサンズのベードラを使いましたが、
いろんな意味で
もう少し早く使っていてもよかったなと思わせるアウトボードプリアンプでしたね。

一家に一台サンズアンプ!音が嫌いじゃないなら、おすすめといえるでしょう。

それから…びっくりしたことがひとつ。
何より消費電力の少なさにも拍手ものですね!
(先日の TRUETONE 1spot mA meter で計測しましたが…スイッチオフ時2mA、オン時3mA)です、
完全に電池駆動できるアナログペダルの鑑という感じですね。

さてこんな感じで、
何をいまさらベードラのインプレを…
とお思いの方も多いかと思いますが。
まぁ、私にとってはこれも初体験ということで(笑)

ところで、そのうち、さらに進化したV3とかってでるんですかね?
そんなことをちょっと思ったりする今日この頃です。

ではでは。
コメント (4)
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