今回もプリアンプのお話です。
アウトボードプリアンプの旅は十数年前に
Atelier Z の ブルー筐体の Aguilar OBP-3 Outboard Preampを購入した時から始まりました。
そこから、いままで、このブログで紹介した
Atelier Z (Day's Corporation)の M-BOX, EQ-X, MIDKNIGHT, MM-BOX…
Bartolini NTBT, TCT with MCT375
MXR M80 D.I. +
Shin's Music Bass Master Preamp Pro
Sadowsky SBP-2
Darkglass Electronics Alpha-Omega Ultra
Vivie Owlmighty
MarkBass Mark Vintage Pre
SANS AMP BASS DRIVER DI V2
等々プリアンプの旅を続けてきました。
いわゆる真空管系では現時点では
Mark Vintage Pre がメインの座に落ち着きました。
まぁ、消費電力的にACアダプター使用が必須になるので
機動力の観点ではいまいち実践投入できていません。
そうなると、消費電力やノイズの少なさで
Shin's Music Bass Master Preamp Pro か
Sadowsky SBP-2 あたりが本命かなと思っていましたが
とうとう出会ってしまいました。
私的究極のアウトボードプリアンプ。
それは何気に YOUTUBE でいろいろなベース関連の映像を見ていた時に出会いました。
1分21秒の短い映像です。
タイトルは「HUMPBACK engineering 2107EQ Sound Check」
普通にプリアンプのオンオフのサウンドを比較するという映像なのですが…
スイッチをオンにした瞬間にそのベースサウンドは私の心をくぎ付けにしました。
以前から別な方がYOUTUBE で HUMPBACK engineering のプリアンプは素晴らしいと
言われているのを聞いていたので、以前から興味はあったのですが。
さっそく、そのプリアンプをデジマートで探したところ、
クロサワ楽器 G-CLUB SHIBUYA にあるらしい。
渾身のオリジナルプリアンプ。
当店のみでの限定販売、今回も極少入荷となっております。
是非お手に取ってお試し頂きたいモデルに仕上がっております。
どうやらここでしか買えないみたい。思わずポチっと購入いたしました。(笑)
以下商品説明からの抜粋です。
ビルダーであり、エンジニアでもあるHumpbuck engineeringの戸田氏によるオリジナルプリアンプ
2107 BASS EQ Preamp は NY を拠点に高品質な楽器を制作し続けるメーカーのサウンドをベースとされております。
トレブル/ベースを 0 、ボリュームを 10 の設定でほぼ原音スルーの状態になりますが、僅かに粘りと厚みが増しつつも非常にフラットなサウンドに、基本的なクオリティの高さを感じていただけるかと思います。
2Band、ブーストオンリーのシンプルな構成ながらもEQの効きは大変素直な印象で、お持ちの楽器により艶感や鋭さを足されたい方には特にオススメのプリアンプとなっております。
「NYを拠点に高品質な楽器を制作し続けるメーカーのサウンド」?
うーん、これってどこのベースかな、Sadowsky ? Fodera?
一応 Spector USA もNYCだけど
たしかに Spector のプリ (HAZ Lab ) は fodera でも使ってたくらいだから確かに良いのですが…
Fodera は 現在は ミドルもあるみたいだから違うのかなぁ。
うーん、NYC な Sadowsky あたりなんでしょうかね。
確実にこれとは特定できないですね。
実際、音の印象は Sadowsky SBP-2 に一番近いですかね。
ノイズはもともと HUMPBACK ENGINEERING って
DCフィルターで有名みたいで、実際にプロの方もDI等で使用してるみたいです。
また当機には同社製品でも大好評のノイズフィルターのDCフィルターも搭載。
音のモヤつきの解消、音量感のアップ、低域の解像度アップなどなど、多くの音質改善効果を発揮し、電源周りも抜かりのない設計に。
DC フィルターがあるので低域もきちんと出るんですね。勉強になります。
製品の品質にもこだわっているみたいで…
使用されるハンダには小島半田製造所と共同開発されたHMXシリーズを採用。
合金に特殊処理を施すことで、これまでの製品とは一線を画す?音の立ち上がりと倍音量を実現しています。
素材の話は正直私はあまりよくわからないのですが(笑)…
まぁ、こだわっていることは私にもわかります(笑)
届いた日の夜にさっそく Provision VJB-J-PS 1965~1966 Binding & Dot で使ってみましたが…
思っていた以上に良いですね。
Provision VJB-J-PS のポテンシャルを余すところなく出してくれるというか
ずっと弾いていたくなるようなご機嫌なサウンドです。
いままでのプリアンプで最高の低消費電力なのに
ノイズもなく
それでいて音がクリア
かつボトムもしっかりと出てる
Sadowsky SBP-2 にかなり近い感じなんですが
さらにノイズも少なくてクリアといいますか…
SBP-2 が少し嫌味がある感じがしてしまうくらい自然な感じなんですね。
それから Shin's Music Bass Master Preamp Pro と比べると
やはり音がすっきりしてるといいますか…
Shin's は少し音像がぼやける感じですかね。
これはもしかして、プリアンプの旅、
最終目的地に到着したかな?(^○^)
実は、HUMPBACK ENGINEERING BASS EQ -Preamp- には
もう一種類「4117」というモデルがあります。
4117 BASS EQ Preampは伝統的な1ハムバッキングPUのエレキベースに搭載されていたサウンドをベースとされております。
こちらは MUSICMAN StingRay の2バンドのプリアンプがモデルということですね。大変興味深いのですが。
残念ながらパッシブのハム搭載ベースを持っていないので購入して試せなかったりしますが。
まぁ、こちらもきっと申し分のない仕上がりが予想されるので試してみたいですね。
HUMPBACK ENGINEERING BASS EQ -Preamp- 久々のヒットです。
まさに 渾身のプリアンプだと思います。