日々秋も深まり、北の大地は山の方から雪の便りがきかれるようになりました。
この頃はスタッドレスタイヤのCMが多くなりましたね。
もうすぐ冬ですかね。
さて、今年購入して良かった物!エフェクター編
でまず私があげるのは
SUMO STOMP by Innerbamboo の SUMO TRON (オートワウ)
Limetone Audio の Focus (コンプ)
このふたつです。
(もちろん、Gainsumo や#8 も良かったですが、ギター用ということで…)
で、毎月中旬の SUMO STOMP 祭りがまた今月やってきました。
今回は SUMO PRE と SUMO COMP が合わせて100台売り出されるということで
前からずっと興味のあった、SUMO COMP をGET しました。
今回は普通に某有名楽器店の楽天ショップで購入できました。
朝に楽天を覗いたらなぜか普通に売ってたみたいな感じですかね(^_^)
で、今回はせっかく真っ赤な筐体のコンプがそろったので、
私の大好きな Focus 限定 Version と SUMO COMP を比較してみました。
細かい、スペック等は今回は省きます。
まず、かかりぐあいもそうなんですが、思った以上に音に違いがありました。
まず、SUMO COMP ですが、極めて原音に忠実です。
うちのハカランダの Provision VJB はボトムから高音まで実に幅の広い帯域で鳴るベースなんですが
その帯域が一切せばまりません。重低音が全く痩せません。
というかスイッチを押してコンプを通しても全く音質が変わらないんですね。当然ノイズも皆無です。
なんでしょうね。モニターヘッドフォン(SONY MDR-7506) で入念にチェックしても
ハイ落ちも低音痩せも全くないんです。
むしろより高音質になってるといいますかヘッドルームが広くなってるような印象がします。
これっていわゆる高級オーディオの世界なんでしょうかね。
これが SUMO STOMP のペダルの特徴でしょう。
そういえば SUMO TRON でも同じようにこの高音質に驚きましたから。
で、Focus なんですが、
こちらも原音と変わらないと思っていたのですが、
SUMO COMP と比べて、よーく聞きますと一言で言うと原音の再現度はごくわずかに落ちます。
でも、低音が痩せてるとかハイが落ちているということではなくて
ほんのりと中域が主張してる感じですね。
LOW と HIGH のトーン調整つまみがあるので、ブーストもカットもできるのですが、
両方をフラットの状態にしても少しミッドの押し出しがあるんですね。
で、これがまた絶妙な味付けがされてると言いますか…
単体で弾いているとわからないのですが、アンサンブルで鳴らすと少し音が抜けてくるんですね。
SUMO COMP は原音そのままで叩いてつぶしている感じなので、Focus と比べると正直音が前に出てこない感が少しあります。
もちろん、ミッドが欲しければ、プリアンプ等で好みの音を作り上げればいいわけなのですが。
今回、単体で使った場合にそういう違いを感じたということですね。
一方音質以外のいわゆるコンプ感なのですが、
SUMO STOMP の方が COMP が効く段階が少し早めな感じ、 Focus より、より「コンプ」かけてる感が強いですね。
アタック、リリース、スレッシュホールド等のつまみがあるので細かく調整できますのでより好みのセッティングに追い込めると思います。
取説をみますと、各つまみは8時~10時くらいからスタートするのがお勧めのセッティングのようですね。
その点、効き始めるポイントを含め、おまかせでいい感じになるのは Focus の方ですね。
いわゆる、リリースとかアタック調整とかはないですが、コンプつまみだけでシェフのおすすめコンプ的な感じです。
やはりこのコンプの効き具合は私の好みですし操作も楽ですね。
まぁ、どちらも4万円を少しきるくらいで安くはないので、
ものが良いのは当たり前なのかもしれませんが
どちらも名機だと思います。
この二つのコンプは、お店で見かけたら是非とも試奏して欲しいですね。
音質の良さとナチュラルさは SUMO COMP 、かかり具合のナチュラルさは FOCUS、
とにかく SUMO COMP は音質が素晴らしいし、 FOCUS はコンプ嫌いの人でも気楽にいい感じ使えます。
ちなみに SUMO COMP は 360mA とあいかわらず電気食いで 500mA 以上の電源ポートにつなぐのが安心でしょう。
FOCUS は前回測定したときは 27mA くらいでしたので、9V 電池を外付けでも動かせそうなレベルですね。
そういえば SUMO COMP の 4/5 スイッチ、BB435 で試しましたが、実際そんなに差がわからなかったのですね。
今度 ATELIER Z の Beta-6 で 再度週末にでもじっくり確認してみようかと思ってます。
まぁ、とりあえず、5 の方にしとけばいい感じもちょっとしてますが。
ちなみに、今月売り出された、 SUMO COMP と SUMO PRE ですが、
パーツの調達が難しくなってきたそうで…
しばらく再生産の予定がないそうです。
ですので、今月末くらいにはもしかするとまた市場から消えてしまうかもですね。
SUMO STOMP の音質の良さは相変わらず
まさに恐るべしという感じですね。
以上、簡単な比較、紅いコンプ対決のレポートでした。
だんだん寒くなってきましたし、コロナもまた流行してきたようです。
みなさまもお体に十分お気をつけてお過ごしください。
では。
それより先にアルビットのA1BP Type Ⅲと組み合わせる目的でアギュラーのDB599を購入したのですが、予想外に両者の相性が悪くて一旦お蔵入りさせた物を試しにA1992B proと合わせてみたところ、これがまた不思議と相性が良かったのでその組み合わせで使うことにしました。
いい具合に音が締まる・・・纏まってくれる感じなので、併せてブースターを出音が太く膨らみ過ぎる為に使用を見送っていたブラックスターのDept.10 Boostに戻しました。
自宅での音出しレベルではかなり良い感触なので、次回のスタジオリハで試してみようかな、と。
で、A1BP Type Ⅲには一度手放したボスのBC-1Xを再度購入して組み合わせることに・・・相変わらずの堂々巡りで、そのアホさ加減には我ながら本当に嫌気が差しますね・・・ええ。
アギュラーのDB599 ってコンパクトな奴ですよね。
真空管プリアンプとは相性が良いのですね。
一時期、 BC-1X はかなり電気食うからとか思ってましたが、 SUMO STOMP 系のアナログなのに300mA オーバーのエフェクターを使ってしまうと90mAくらいならさほどたいした電流量ではないと思ってしまいますね。
プリ持ちは相性の良いコンプ探しも必要と言うことなんですね。プリ沼の奥にはコンプ沼も待っていたりするんですね。(^_^)