春夏秋冬 花 mikio

季節のサボテン花、多肉植物の栽培と紹介、地域の花々、
巨樹、自然風景の紹介 造園士。

ジャカランダ 冬の景色

2019-02-22 | 樹木
数奇な運命の蒲田ジャカランダ、都内で屈指の車で大混雑する環状8号線の

脇のイチョウの街路樹に挟まれた,最悪の環境下に生き続けて20年以上の

蒲田ジャカランダ、6年前、蒲田からの帰り道、環八の赤信号停車で何の気なしに

運転席から外を眺めたときに樹木に紫の花が咲いてるのを見つけて、舞い上がった記憶が今でも鮮明に覚えてます。

近くのコンビに止めて、木下から見上げたその姿、こんな場所にあるジャカランダに感激をいたしました。

後に今は更地になってる給油所の社長が街路樹の脇に苗木を植え込んですでに20年以上、大田区役所の街路樹課

の伐採に市民が大反対をして守った経緯があると聞いてます。新聞にも載り当時の話題を取り上げられました。

長くジャカランダに憧れてた自分にとって各地にある有名なジャカランダより、蒲田ジャカランダが

花の時期に一番に思いを馳せます。



ジャカランダは落葉樹、しかし見てください緑は薄くなりましたが
葉を沢山つけてます。 世界三大花木の一つが環状八号線の街路樹の中にあるなんて誰が想像しますか。
最初は環八高架橋、500m先からの撮影から載せて見ます。去年の6月と今日の撮影。私の定番の撮影場所です。












  




              


道路側に垂れてる枝は大型の貨物車が通るとアルミ盤の屋根に
あたりそうです。 とても悪い状態で、大枝が切り倒される可能性を含んでます。心配です。
また大きな枝が折れてその部分が成長を止めて枯れてます。見る限り樹勢が落ちてきてます。春以降にどうなるかです。



すでに5年以上更地のままで、この場所は蒲田駅にも近く
一等地、何故5年も更地なのか不思議です。 実はジャカランダを植え込んだ給油所の主の方がすでに亡くなったと
従業員から去年お聞きしました。 主無しとて、ジャカランダはこの場所で生き続けてる、

どうぞ時間があれば来て、手を添えて力を与えてください。自分は過去に宮崎の南郷町の大昔に出来上がったジャカランダや

熱海のサンビーチ前のジャカランダ、沢山の地域のジャカランダを見てきましたが、蒲田ジャカランダが今とても心配です。



  


今年もこのような最高の景色を見せてくれるでしょうか?6月20日



       

6年前この場所で車窓から初めて見たジャカランダの風景が下の写真と同じです。