春夏秋冬 花 mikio

季節のサボテン花、多肉植物の栽培と紹介、地域の花々、
巨樹、自然風景の紹介 造園士。

プルメリア  若葉

2019-04-24 | 樹木
家の中に取り込んでたプルメリア、イエロームーンは去年の12月から
断水して約5ヶ月、休眠からさめて若芽を出して動き始めました。 花を咲かせることの難しさ、冬を乗り切ることもさらに
難しい樹木です。近年、ホームセンターや園芸店にも小さなプルメリアの苗木が売られるようになりました。
多くがタイからの輸入品です。 

安行の花キ店頭にも3年前から並んでますが、購入するお客様が言われることは、冬に枝が腐ったり、春になっても
花が咲かない、などなど言われます。 確かにプルメリアの苗木は冬越しで失敗することが多い樹木です
多くが日本の寒さに、南国の花木が耐えられないことが1番の原因です。定番の玄関の入り口に昨日置いてみました。







  


苗木を見て花を咲いたかを確認できるのは中央に花芽の
後ではっきりわかります。丸い花芽跡です。 樹木の成長点に花芽をつけます。そこで成長が出来なくなり脇枝を
3本伸ばし成長をはじめます。 3つ股などの苗は花を咲かせた苗です。 しかし花を咲かせても以後
咲く保障はありません。







去年咲いたプルメリア花。イエロームーンとディバイン
セラダイン レッドルビー。今は借り温室内にあるプルメリアなどなど。




   














バンコクの現地の人から送られたプルメリアの原種、オブツーサ白花
、冬でも葉を落としません、初めて咲かせたのですがあまりにも大きくなりすぎて植物園に寄贈しました。




  


  



プルメリアの花はハワイなどではおめでたい花、空港でレイなどの
花はすべてプルメリア、出会いの花、さらに花嫁さんのブーケもプルメリア祝い花として舞い上がります。
逆に東南アジアでは亡くなった人の尊敬の花。棺にも入れられ、さらに今では仏教的な花として大切な花です。

皆さんご存知のように寺院などには多くの大木のプルメリアが植栽されてます。
40年弱前の赴任時代や出張などで東南アジアのプルメリアを沢山見て来ました。




幹周りが1mを越す大木も見られます。













現地では2月ごろから葉を出す前に花を咲かせます。
よく見れば枝の中央から花軸を上げて花柄から蕾を伸ばした開花が見られます。
それなので枝が無数に存在する豪快な樹木になるのです。






















一番のお気に入りの光景がこの写真。思い出だけを
載せてみました。長く栽培をして来ましたが、ここ数年花を咲かすことが出来てますが、試行錯誤の連続でした。 
見て頂有難うございます。今年はどうなるか?