春夏秋冬 花 mikio

季節のサボテン花、多肉植物の栽培と紹介、地域の花々、
巨樹、自然風景の紹介 造園士。

楠木  巨樹 52

2019-08-17 | 樹木


都内の配達帰りに
後楽園、東京ドーム前を通り、本郷通りから弓町の小さな通りに入る。
目の前にすぐに弓町のクスノキの巨樹が見えてくる。

久しぶりの対面、幹回り8.4m 樹高が20mを越す 樹齢600年、地上より
1.5mの場所の幹回りが5m以上が巨樹の定義、年数や樹高は関係ありません。
5m以下、3m以上が巨木と環境省、また巨樹の会の定義となってます。

私も会員ですが例会は数年出なく、名ばかりの会員になってます。
注連縄を巻かれ枝垂れ紙を垂らし、弓町の御神木に崇められてます。
横のマンションの管理組合が管理をいたしてます。















四方に這いつくばる根回りの凄さは
まさに巨樹のシンボル、巨樹を支えるには十分すぎるほどの根の巨大さ。この道を
通る人々は手を合わせて通ります。





        


江戸時代の文献には
高さが6尺、1尺は約3m。約18mと思われます。現在でマンションの8階以上に樹高は
伸びてます。 巨樹と言われる樹木約3200本は95%が社寺仏閣、公園 文化施設 山中など
に存在しますが、弓町のクスノキの巨樹は生活圏の中に鎮座する異例の巨樹と
言われてます。出会ってから数十年、全く変わりありませんが

私は年を重ねました。 いつものように樹皮に手を添えて確かめて、手を合わせて
この場所から離れました。終戦当時はクスノキだけがこの界隈に
残ってたと言われてます。 巨樹になるには何か力があるのでしょう。安行事務所。




























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2 コメント

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Unknown (msroom_miharu)
2019-08-17 21:54:45
今晩は
ワタシもこの本郷の楠木を時々ふと見ています。ビルとマンションの間で窮屈じゃないかなとよく見上げてました。
江戸時代旗本のお屋敷があった場所とかいうお話でしたか。マンションの方々に大事にされていて嬉しいですね。
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miharuさん (mikio)
2019-08-18 06:09:27
おはようございます。弓町の大楠、確かに窮屈そうに見えますね。 江戸時代には武家屋敷に隣接してたと聞いてます。 すでに大木になってたと推測してます。

生活環境がビルの横の巨樹は稀です。巨樹と言えども
人との共存があってこそ、大切にされて長く生き続けて
ほしいですね。 コメント有難うございました。



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