入院中、顔が痩せて入れ歯が合わなくなりました。
元々入れ歯で咀嚼は出来なかったけれど、入れ歯の役割は他にもあったのね。
歯が無いと何を言っているのか解らない。
食べ物が口からこぼれる。
それで入れ歯の新調を病院が提案してくれたのですが…
当事者の母は…
歯医者さんを拒絶し暴れて診察させないと看護師さんに言われて、
母にコトの次第をたずねると…
「全身黒ずくめの男が病室に入って来て、いきなり変なモノを口の中に押し込んできたんだよ~」
「腰の辺りに何かがついていた」
「怖かったよ。また来たらどうしよう
」
どうもヤクザな男だと思ったらしい。
先生にお会いすると確かにそう言えなくもないかな(笑)
フサフサな黒髪は長髪。
顔はメガネにマスクでわからない。
ユニフォームは黒の上下。←何故黒?
医療器具がキラキラ。
やっぱり怖~い?(≧∇≦)
本当は物静かで優しい目をしたお兄さん先生でした。
既に診察は無理だと断られていたけれど、頼み込んで往診を再開してもらうことになって、母を説得。
先生には耳の聴こえない母の状況を説明。
私が診察に立ち会い通訳しながら入れ歯作りが再開しました。
認知症で妄想が激しく診察を拒絶する高齢患者がはたして入れ歯の型取りをさせるのか?(病院側の判断)
興味津々の看護師さん達(失礼)が数人取り囲む中無事に型取りは成功しました。
母は説明すれば理解するのです。
聴き取れないから誤解する。
その後
歯医者さんの往診は回を重ねて、
めでたく新しい入れ歯が出来ました。
母曰く
「若いのに上手だねぇ」
「今迄の歯医者さんは誰も作ってくれなかった」「ありがとう」
歯根も歯茎も無くなって入れ歯作りは難しいと言われ続けてきた母。
若い先生の挑戦に感謝です。
先生もとても嬉しそう。
後は使う人の努力と継続。
出来るかな~⁇
この方も歯が無いの?(韓国土産)