京都逍遥

◇◆◇京都に暮らす大阪人、京都を歩く

高野川

2009-10-14 00:22:14 | まち歩き

このひと月の間、歩く余裕がなかった。左京に転居して約二週間、やっとデジカメを持ち歩く日々が帰ってきた。と言っても今日は、区役所に行くついでに近くの高野川を歩くことに。高野川の遊歩道起点は、馬橋と松ヶ崎人道橋の間。そこから川端東一条まで、花を観ながら歩いた。まず目に付くのは彼岸花。赤も白も。ところどころに固めて植えられている。

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オシロイバナやセイタカアワダチソウは種が飛んできたのだろうけれど、黄花コスモスや玉簾(?)は、植えられたものに違いない。

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ランタナも見つけた。そして、この大きな白い花は芙蓉?

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道路も門もない民家の塀からも石段が延びていたりして、かつての姿を想像したり。そうして高野川と賀茂川の合流地点に到着。左の写真は、合流地点から賀茂川を北に見たもの。右は高野川を北に見たもの。

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合流地点から、鴨川を見たものが、次の左の写真。ここから高野川に置かれた亀たちを足場に、鴨川の東岸へと渡ることになる。

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賀茂川は水量が少ないと思っていたが、高野川は、もっと少ない。雑草が、両岸から川の中央部にまで侵食し、川幅の1/5ほどしか、水は流れていない。松ヶ崎人道橋から高野橋辺りまでは、丈の高い草がすっかり枯死して倒れている中洲もある。除草剤を撒いて、枯らせたのだろうか。

今日は除草作業日だったらしく、何人もの作業員の方々が、電動草刈り機で仕事をしていた。範囲が広すぎる。草刈り作業では間に合わないこともあるのかもしれない。川の状態を保つのと同時に、川辺の散歩道を維持するのは大変である。自然を自然に保つために、かかる労力。

高野川の川岸で見つけた花たちは、ご近所の方々が植えた(と思われる)草花である。鴨川に入ると、植栽というべきものが見られる。合流地点の出町柳付近では、さっそく寒木瓜の花。

高野川の遊歩道は、鴨川のそれに比べると1/10ほどの広さで、整備も行き届かないようだ。それでも、朝はランニングする人がちらほらいて、日中は学生が自転車を押しながらふざけ合い、夕方には犬を連れた数人が、談笑する。以前住んでいた山科の疏水沿いは、ある程度整備されていても、人通りが少なかったり、薄暗かったり・・・。ここは、橋の下のビニールシートには少し緊張するが、見晴らしがよく、安心して歩くことができる。

川端通を帰ると、川向こうから大声が聞こえた。川に向かって詩吟を朗詠しているのだ。釣り糸を垂れる男性に、一心不乱にDSiと格闘する学生。休日の夕方には、サックスか何か金管楽器の練習をする人もいたな・・・。

高野川の川べりは、小さい子どもがいれば、おにぎりを持って、日中ずっと遊んでいたいような、そんな所。

コメント
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