京都逍遥

◇◆◇京都に暮らす大阪人、京都を歩く

祇園祭・伝統芸能奉納

2010-07-15 23:09:11 | まち歩き

雨が続いて、山鉾建てを見に行けなかった。月曜日、所要で京都駅に行くと、提灯が飾られ祭囃子が流れていて、少しだけ祇園祭の雰囲気だった。「そうだ、パンフレットを貰いに行こう」と、新しくできたJR京都駅2階改札前の観光案内所へ。以前のCafé Du Monde向かいよりも、この場所の方が、断然いい。駅の南北通路の中ほど、伊勢丹入り口の隣。

10_033ということで、そこで京都市観光協会発行の『京都祇園祭』パンフレットを入手。一緒に置いている『京都新聞・祇園祭特集2010』は、祭りの周辺を知るのに良い。

京都新聞の特集号「主な行事日程」に、「15日/伝統芸能奉納/八坂神社 午後3時」と記載されているのを見て、やっと晴れたことだし行ってみた。

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南門正面の舞殿には神輿三基が鎮まり、午後8時からの神霊を遷す神事に備えている。

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舞殿から拝殿にかけてテントが準備され(写真上・左)、境内には真新しい提灯が多数かかっていた。

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南門脇の能舞台で、次々と伝統芸能が奉納された。「伝統芸能保存会」による挨拶の後、なぜか国家斉唱、今様、詩吟、日本舞踊、琴演奏、詩吟、狂言・・・・・・。

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10_017 能舞台前にしつらえられた長椅子の半分は外国の方々。きっとパック旅行で、「伝統芸能」を見に来られたのだろう。やけに日本人が少ないと思ったが、奉納が始まると、すぐに理由が分かった。ひとことで言えば発表会。日本舞踊の単独の舞だけ見応えがあった。浴衣は地味すぎたけど。彼女の舞が終わったときだけ、隣に立っていた背の高い外国の方が私の耳元で盛んに拍手をしていた。私も素人だが、もっと見慣れていない人でもわかるということだ。5時になったので、狂言が始まる前に帰宅の途に着いた。

10_029 昨日の鴨川は納涼床のすぐ下まで水が迫っていたとニュースになっていたが、水嵩を増した高野川の濁流もすごかった。川幅一杯に水が流れ、1m以上の雑草で覆われていた中洲は見えなくなり、もう少しで川沿いの遊歩道が冠水するほど。強くなる雨の中、恐ろしいほどの音を立てる川を見ながら急ぎ歩いていたとき、川の段差で水しぶきが沸きあがるような光景を目にした。今日の川の様子が、これ。夕方から、また雨が降り始めた。明日の宵山は、明後日の巡行は、せめて曇りであってほしい。

コメント
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