
遠足
このところ 整理術の本で「断捨離」とかいうのが
多くの人々に読まれている ・・・ と聞きました。
無論 その内容の次元において 比較すべくもありませんが ・・・
捨聖(すてひじり)と言われた一遍上人を 生き生きと描いた ・・・
故 坂村真民さんの「一遍上人語録 捨て果てて」という本があります。
その中に 「捨」という詩があります。
捨は
空といってもよい
無といってもよい
菩薩の若さ
菩薩の美しさ
みなそれは
空からきている
無からきている
また捨は
まかせることである
木が美しいのも
花が匂うのも
この捨からきている
歴史を見てみるがいい
民族も国家も個人も
みな繁栄のために滅んでいる
持たなくてもよいものを
持ったがゆえに自滅した
・・・
・・・
なかでもとくに
歴史を見てみるがいい ・・・ は 考えるところが多いですね。