負けてらんにぇ ! みんなでなんとかすっぺ !!

南相馬市から新潟県三条市へ集団避難→同市内の雇用促進宅に→2015.2~同市内の戸建に転居 妻と二人暮らし。

常識

2012-05-28 17:00:51 | 原発震災避難者


牡丹園



常識とは ・・・ 「 俗人の共通した物の考え方 」でしかなく


「 その時期 その地域に住む

世間に流されている俗人の共通した思考パターン 」

・・・ それが 常識であります。


ですから ・・・ 争いも 病も 貧困も
 
世間並みに わが身にふりかかってまいります。


しかし 常識を抜け出した考え方 生き方を身につけると

すでに 住むところは ・・・ 相対的世界の外側であります。







隠遁(いんとん)生活のススメ ・・・ 隠居

2012-05-28 13:49:48 | 原発震災避難者


牡丹園



「 隠居する 」というのは

一つに 人間を養う力をつける ・・・ ということであり

二つには 道理の正しさを曲げない ・・・ ということのようです。


このように考えたとき 私たちは

あまりにも 外に目を向けた生活をしているのではないか

・・・ と反省させられます。

世間の風に一喜一憂していたのでは 自分自身を養うことはできません。


ですから 一時たりとも 心を内に向け 生活を質素にし 規則ある生活をする

ということが「 現代の隠遁(いんとん) 」ということではないかと思います。


たとえば 朝6時なら6時に決めて 家族全員が起床し

掃除でも 散歩でも 草木の手入れでも

とにかく 身体を動かすことを分担して実行する ・・・ ということです。

朝の食だけ できるだけ質素にし

できれば 一汁一菜ですまします( ・・・我が家では当たり前 )。

夕食も あまり過食にならないように注意し

テレビの時間も きちんと時間を決めて

時間がきたら どんなに見たい番組があっても けじめをつけることです。

一日のスケジュールを定めておき 時間を区切ることです。

時間を区切るということは 心にきまりをつけることですし

決断の力を養う ・・・ よい修行になります。


とにかく 生活を今の生活より 少し貧しくする ・・・ ということです。

それは 貧しいだけ 自然に近くなる ・・・ ということです。

自然に近くなれば 人間性が豊かになる ・・・ ということですし

心の余裕が生まれる ・・・ ということにほかなりません。


現代の隠遁とは こうしたつつましい ひきしまった生活をすることだと思います。


何も 一生せよということではなく 二年でも一年でも

このような願をたてて 現代の隠遁生活をしてみてはいかがですか。


原始時代の自然生活(貧しい生活)の中には 

うつも ストレスも 子どもの問題もなかったはずです。

豊かさという外へ向かう心を 貧しく素朴な生活に回帰するとき

人として 家族としての心がもどるからです。



人混み ・ 残ったのは 疲れと虚しさだけ ・・・ 

今月初め 狂乱のGWの中で ・・・ 心静かに 考えてみたことです。







混乱 ・・・ 中庸 = 節度

2012-05-28 10:06:57 | 原発震災避難者


牡丹園



日本の社会状態からもくることですが ・・・

我々の精神状態は 甚だしくバランスを欠いています。
 

どちらか一方の方向へ 極端に傾いて行き

次の瞬間には また 逆の方向へ 極端に傾いて行きます。

しかも それが 短期間で

かつ 機械的な性質を帯びていることは

この10年間の社会状態をふりかえってみただけでも ・・・ 明らかです。


日本固有の混乱の特徴でもあるでしょうが ・・・

性格的に考えても 我々の行動には「 中庸 」ということが

甚だしく欠けているように思えてなりません。


「 中庸 」とは ・・・ 中間のことではありません。

・・・ 「 節度 」のことです。







吠えまくるスピッツ ・・・ 底浅き人

2012-05-28 08:26:15 | 原発震災避難者


牡丹園



「 底浅き小川は音をたてて流れ 満水の河はおのずから静かなり 」

含蓄のある ・・・ 釈尊のことばです。


人間 底が浅いと ・・・ すぐ騒ぎだします。


ちょっと気に入らないと

けたたましく吠えるスピッツのように騒ぎたて ・・・ 噛みつきます。


最近 意味もなく吠えまくるスピッツが多すぎるような気がするのですが

・・・ そう思いませんか。







不運のときこそ ・・・ 向上

2012-05-27 23:00:34 | 原発震災避難者


牡丹園



「 人生は 私たちが人生とは何かを知る前に もう半分過ぎている 」

と嘆息したのは ・・・ 英国の詩人ヘンリーです。

しかし 人生の半ばを過ぎたところでわかれば 上々ではないでしょうか。

孔子が語った ・・・ 「 四十にして惑わず 」などでも 現代人には至難です。


通常 人は恵まれた情況に身をおくことをもって 幸福と考えやすいものです。

だから 恵まれない境遇の時には

つい我が身の不運と他人の幸運をひきくらべてしまいます。

 
でも 不安定な人生の禍福は

昨日の幸運が 今日の不運の因となることすら珍しくありません。



「 人は 幸運の時には偉大に見えるかもしれないが

真に向上するのは ・・・ 不運の時である 」

ドイツの詩人シラーが語ったことばは

人生の妙味を見事についていますね。







死ななければならない ・・・ 生き方

2012-05-26 09:00:57 | 原発震災避難者


遠足



いまどこかで 赤ん坊が生まれている。

そして いまどこかで 人が死んでいる ・・・ と よく言われます。


なるほどそうでしょうが ・・・

その生まれたり死んだりが他人のことだから

わりに平気で私たちはそんなことを言ったり考えたりしますが

もしそれが自分のことだったら
 
・・・ なかなか落ちついてはいられません。


生まれる方は わからないからよいけれど

死ぬ方は 大変です。


自分がいよいよ今死ぬ と想像して

平気でいられるのは ・・・ 普通の人ではないでしょう。

よほどモウロクしているか

さもなければ よほど人生について深く深く納得している人かもしれません。


いずれにしても 普通の人は

自分が 今日か明日には死ななければならない

・・・ と知ったら 平気ではいられません。

大抵の人は そうなったらやり切れなくなって

なんとかして その場合でも平気でいられるようになりたい

・・・ と いろいろ工夫してみるでしょう。


もし 不安や恐怖心をムリに消さないまでも

そのままで ともかく死んで行ける道があったら ありがたい

・・・ と 普通の人は思うでしょう。



人間は 生まれてから死ぬまで ・・・ 人間でありたいものです。

死ぬのなんかヘイチャラだ と本当に思う人があるとすれば

・・・ どこかおかしいのではないかと思います。


人間が人間であることを自ら否定しないで

不安や焦りにも追われず ゆったりと生きていけるなら

・・・ それが一番よい生き方ではないかと思いますね。







老齢期最大の敵 ・・・ 心の逃避

2012-05-25 09:00:09 | 原発震災避難者


遠足



老人に対して いま必要なものは

生きがいのある社会参加 ・・・ ではないでしょうか。


老齢期は 病齢期ではありません。 ・・・ ここがポイントです。


老人も 生きているうちは働くことです。

周囲の人々に奉仕する使命感に立つことです。


老齢期の最大の敵は

老人なんだから もう働かなくていい という思い

老人なんだから お世話になって当たり前 と思う ・・・ 心の逃避です。



今日の日本の社会機構は 能率主義に偏し

老齢者から職場を取り上げ

社会参加の機会を失わせ

老齢者のための福祉へと追い込んでいるように思われます。


保護 = 疎外 ・・・ となってしまっています。




* このところ 老人を対象とする講座・講演依頼が2件 ・・・ 控えています。







一緒に育つ

2012-05-25 06:33:06 | 原発震災避難者


牡丹園



どんなに気張ってみても ・・・

親としての自分の未熟さはなくならないわけです。


せいぜい 子どもという澄んだ鏡に

自らを映してみるしかありません。


それなら 自分も一緒に育つ

ということしかないじゃないか ・・・ と思うのですよ。







・・・ が問題だ。

2012-05-24 09:00:05 | 原発震災避難者


遠足



叱ることを教育(という手段)だと考え

上手にしかることで 

子どもは できるようになったり

意欲を高めることもあろうが

そのことをよしとする 親や教師の子ども観と教育観を

・・・ 問題にしなければなりません。


逆の場合も同じです。 つまり

ひとよりできるといって 子どもをほめる

ひとに負けないだけの才智を発揮したといっては ほめる

ひとよりも処世術にたけているといっては ほめる

そして ひとより早くおとなになったといって ほめる

そういう親や教師の論理こそが ・・・ 問題なのです。







狂育 ・・・ 一番心配すべきことは

2012-05-23 03:49:50 | 原発震災避難者


遠足



本当に 今一番心配しなければならないのは ・・・ 教育です。


我が国の教育は 驚くべき発達(?)をしたのでしょうか。

もしかすると 「 狂育 」になっている ・・・ のではないでしょうか。


私の率直な印象をいえば

☆いくらかのエリートコースを目指すカマキリのような点取りの亡者と

それに何十倍する勉強嫌悪症と勉強恐怖症患者ができました。

☆そのおかげで 平均的には物知りになりましたが

アタマが硬直して 行動は直線的になりました。

☆ものごとの理解が著しく浅薄になり

感動が非常に乏しくなりました。

☆利害・損得に過敏で

人間的接触がしにくくなりました。

つまり まごころが通じなくなりました。

☆人の話を聞かなくなりました。

勝手なときに 勝手な口をききたがるようになりました。


要するに このところ 子どもたちは急角度で

軽々しく 騒々しく 安っぽく

自分勝手になってきた ・・・ と感ずるのです。


いつの時代でも 年寄りは 「 今の若い者はダメだ 」

と感ずるのがきまりのようですから ・・・

私が上記のように感ずるのには

そのような理由も何割か混じっていると思いますが

必ずしも そればかりとは言えない気がしますね。







交わりの世界 ・・・ 広げる

2012-05-22 09:00:14 | 原発震災避難者


遠足



人生がゆたかであるかどうかは ・・・

その人の交わりの世界が どのていどのスケールか

・・・ にかかっていると思います。


交わりの世界の貧しい人は 視点がそれだけ狭く 偏ってしまいます。

その人の意識が閉鎖的だからそうなってしまう とも考えられますね。


「 類は友を呼ぶ 」といわれるように ・・・
 
人は 無意識裡に交際の輪を広げていくと

よくもわるくも自分の波長に似たものと

交わりの世界をつくりあげる傾向をもっています。


よく

じぶんのまわりにどうしてくだらない人がくるのだろう

  ・・・ と嘆く人がいますが

これなどは 自分で自分の首をしめることばです。


人は 自分のていどの人間関係しかつくれません。

それだけに うかつに生きていると

偏った世界のなかで お山の大将になる危険性が つねにあります。

それだけ 生きかたのレーダーが狂いやすくなるのです。


交わりの世界を広げる ということは ・・・

たくさんの人の視点とつきあうことを意味しますね。







大道 ・・・ 通行至難

2012-05-21 09:00:05 | 原発震災避難者


遠足



強者に楯突き 弱者を庇(かば)う。


これは 真の勇者の態度だ ・・・ と昔から思われています。

だが ・・・ そうでしょうか。


もう一つの道があります。

強者にも楯突かず 弱者をもあえて庇わず

是は是とし 非は非とし

是には組し 非は認めない ・・・ という姿勢があります。


この道は 強者の道ではありません。 勇者の道でもありません。

無我の大道 ・・・ といいます。 ・・・ 通行至難な道です。







家族の条件 ・・・ 儀礼

2012-05-20 09:46:01 | 原発震災避難者


遠出



家族の条件 ・・・ 家族の儀礼を守ること。


まずは 愛とか 理解という前に ・・・

朝起きたら ・・・ 「 おはようございます 」

誰かが出かけるときは ・・・ 「 いってきます 」 「 いってらっしゃい 」

誰かが帰ってきたら ・・・ 「 ただいま 」 「 おかえりなさい 」

ご飯を食べるときは ・・・ 「 いただきます 」 「 ごちそうさま 」

寝るときは ・・・ 「 おやすみなさい 」
 
・・・ と言いかわす。


どうしてかって?!

・・・ 昔から そう決まっているからですよ。







自滅を救う ・・・ 捨て果てて

2012-05-19 09:00:44 | 原発震災避難者


遠足



このところ 整理術の本で「断捨離」とかいうのが
多くの人々に読まれている ・・・ と聞きました。

無論 その内容の次元において 比較すべくもありませんが ・・・

捨聖(すてひじり)と言われた一遍上人を 生き生きと描いた ・・・
故 坂村真民さんの「一遍上人語録 捨て果てて」という本があります。


その中に 「捨」という詩があります。


捨は

空といってもよい

無といってもよい

菩薩の若さ

菩薩の美しさ

みなそれは

空からきている

無からきている


また捨は

まかせることである

木が美しいのも

花が匂うのも

この捨からきている


歴史を見てみるがいい

民族も国家も個人も

みな繁栄のために滅んでいる

持たなくてもよいものを

持ったがゆえに自滅した


・・・

・・・




なかでもとくに

歴史を見てみるがいい ・・・ は 考えるところが多いですね。