負けてらんにぇ ! みんなでなんとかすっぺ !!

南相馬市から新潟県三条市へ集団避難→同市内の雇用促進宅に→2015.2~同市内の戸建に転居 妻と二人暮らし。

微笑む(ほほえむ) 2

2017-04-27 15:30:14 | 原発震災避難者


菜の花と桜



問題は

声なく笑う

いや

笑われる ・・・ ことです



日本語では これを総称して

「ほおえみ」「ほほえみ」と言います

つまり

「頬でわらう」のです



「わらう」には

笑うも

咲(わら)うも

嗤(わら)うも

その他 ・・・ たくさん有ります



花のしずかに咲くごとくに笑う微笑は

美笑ですらありますが

そんな気のいいわらいばかりが

・・・ 笑われていない日常であります


                               (3につづく)







微笑む(ほほえむ) 1

2017-04-27 12:30:24 | 原発震災避難者


菜の花と桜



微笑といえば優しいが ・・・

苦笑と微笑の差

ましてや

微苦笑と微笑の差となると

頭ではわかるが

目でたしかめるのは容易でありません


加えて

冷笑という ・・・ すごいのもあります


嘲笑ともなれば

よほど気のいい純な人でも分かるだろうし

分からせるように

時には大声を出して笑うのが

嘲笑でしょうから

これは ・・・ 話が別ですね


                            (2につづく)







心ざま 4

2017-04-27 09:30:58 | 原発震災避難者


菜の花と桜



「心」にも「サマザマ」が在るという認識は

思えば ・・・ 玄妙なことです



幾百千億も人さまざまの

そのまた 一人一人の「心ざま」が

また 時と場所とで ・・・ 幾変化もします


ということは

「心」なんていう一定普遍なものは

じつは

・・・ 無い・在りはしない・在り得ないということを

時々刻々に確認している

・・・ という結果になっています



「心」や~い ・・・ ですなぁ







心ざま 3

2017-04-27 06:32:28 | 原発震災避難者


菜の花と桜



誤解はないから

ま いいとしまよう



しかし 念のために言えば

昨今の「生きざま」 ・・・ は

昔は ・・・ 「心ざま」という言葉で

言いえていたようですね


つまり 人は「心ある」生き物であり

その生き方は

その ・・・ 「心ざま」で推し量られたり

評価されていたのです


箸のあげおろしにも

それが ・・・

見えるとされていたのです


                         (4につづく)







心ざま 2

2017-04-26 20:09:47 | 原発震災避難者


遠足



それにしても 昔

人の死にザマ ・・・ とは言ったが

人の生きザマ ・・・ というような

物言いはありませんでした


辞典にも 出ていませんでした


生き方 ・・・ と言っていました



死に様があるなら

生き様もあっていいだろうと

・・・ やたら耳にするようになりました


                                  (3につづく)







心ざま 1

2017-04-26 11:02:02 | 原発震災避難者


遠足



ザマあみろ ・・・ とは

めったに言わないし

言われたことも少ないが

しばしば聞きも読みも ・・・ します


様子・有様と書くときの

・・・ 様の意味でしょうか


それなら

お前様や 貴方様の

様とは ・・・ ズレています



サマも

サマザマ ・・・ ということですなぁ


                              (2につづく)







歯痒い(はがゆい) 4

2017-04-26 08:00:33 | 原発震災避難者


遠足



お遊びで済まない「歯痒さ」に

ついには 泣き寝入りするのが

いわゆる ・・・ 選挙でしょうか



証拠不十分でも 疑わしきは

永久追放されてしまうプロ野球にくらべて

まッ黒々の有罪議員が

政権の中枢に肩で風切って ・・・ 再登場


選挙で

「みそぎ」の 「けじめ」のと言うが

裁判官の信任と同じに 国民投票なら

一人として ・・・ 浮かび上がれはすまいに



・・・ 「歯痒い」なぁ







歯痒い(はがゆい) 3

2017-04-26 05:00:34 | 原発震災避難者


遠足



あと一点がどうしても取れない

ヒットが出ない

ホームランが出ない


野球監督などという人種は

もともと出来る選手だっただけに

さぞや「歯痒い」ことが多いでしょうな


怒鳴ったり 乱闘して退場したリ

痒いどころじゃないよ

痛いよ ・・・ とボヤかれそうだが

ま ファンだって ・・・ 同じ気持でしょうね



そして しょせんは ・・・ お遊びですよ


                                   (4につづく)







歯痒い(はがゆい) 2

2017-04-25 20:50:59 | 原発震災避難者


遠足



歯痒い(はがゆい) ・・・


これくらい

我が事にも

他人事(ひとごと)にも

平等に うまく用いられる言葉は少ない



実感であり

批評であり

・・・ むずむずしてきます


それにまた

用いられる範囲の広いのも

・・・ うれしいですね


                         (3につづく)







歯痒い(はがゆい) 1

2017-04-25 17:48:51 | 原発震災避難者


遠足



うまい言葉で

ほんものの歯が痒(かゆ)い意味からは

すっかり別の次元へ熟しています


切歯扼腕(せっしやくわん)とか

隔靴掻痒(かっかそうよう)とか

文字を重ねるよりも ・・・ わずか四音 は・が・ゆ・い


言いえて妙とは ・・・ これで

こういう「日本語」を ・・・ 大切に

いつも ・・・ 上手に用いたいものですね


                                (2につづく)




切歯扼腕(せっしやくわん)* : 怒り・くやしさ・無念さなどの気持ちから、歯ぎしりをし 腕を強く握り締めること

隔靴掻痒(かっかそうよう)* : 痒いところに手が届かないように、はがゆくもどかしいこと






しず心なく 4

2017-04-25 14:18:12 | 原発震災避難者


遠足



ひさかたの光のどけき春の日に「しず心なく」花の散るらむ

・・・ と

昔の人は

日々おのが胸の一点にひそむ「静かな心」の

・・・ 有難さ

また ・・・ 成り難さを

じっとみつめていたのでしょうか



世渡りにも 遊びにも

「心乱れ」て「心を散らす」ことなく

・・・ 「心の花」を咲かせたものですなぁ







しず心なく 3

2017-04-25 11:30:13 | 原発震災避難者


遠足



心は いろんなボロをまとって

・・・ 純真を失います


ボロを脱ぎ捨て 脱ぎ捨てないと

・・・ 静かな心はもてません



「心病む」漱石は

作品の真の中心人物である「奥さん」ひとりに

「心を込め」て「静」という固有名詞を与え

他は

「先生」「K」「私」などとしました


                              (4につづく)







しず心なく 2

2017-04-25 08:23:31 | 原発震災避難者




そう ・・・ 中国の荀子(じゅんし)という哲学者が

言っています



荀子の心の説を知っていた夏目漱石は

弟子の一人の創業になる岩波書店開店の第一作に

自分の小説「心」の出版をゆるして

その装丁も自分できめた ・・・ と聞きます


表紙の表に枠の窓をあけて

窓の内に荀子解蔽編の一節を掲げたのです


                                     (3につづく)







しず心なく 1

2017-04-25 05:23:48 | 原発震災避難者




心は

一時に あれも これも それもと

いろんな方向へ向いて働きます


心は それほどに

無尽蔵にいろんな物事を

抱え込むことができます



かと思えば

たった一つのものごとへ

・・・ 的をしぼることができます


心は

からっぽにもなれます


そして

どんなな時も

心は その中心に

ふしぎに静かな一点を抱いています


(2につづく)







手加減 3

2017-04-24 18:00:30 | 原発震災避難者




道具や機械だけの問題ではありません



人を動かし策を構え 大小の政を成すにも

手加減が

いっそう巧緻に施(ほどこ)されます

施されてしかるべきです



暴力の徒にすら

ときに 地獄で仏の「手加減してやれ」が出ます



「手加減」を つい失って気づかないのは

若年と老年とだけではないですね

それは ま ・・・ タカが知れています


恐ろしいのは

大金と強権とをあわせ持った手合いの

・・・ 「手加減」の無さで

我が「手は汚さず」に

・・・ 刻薄(こくはく)*な手を使います


ぞっとした時は「手遅れ」だから

・・・ 怖いですなぁ





*刻薄(こくはく) : むごく 思いやりがない