異文化異聞記

異文化に絡んだつれづれをつづる記録。

初詣なのだ2

2014-01-08 00:50:13 | Weblog
本殿に向かって大渋滞の行列。
そして、鈴をならし賽銭を入れ拝む人の波がどんどん入れ替わっていく。
結構壮観だよ。これって。

先生 「これだけ?108回ベルをならすんじゃ?」
ワタス「これだけです。そっちのイベントは寺。こっちは神社なの。」
先生 「え、じゃあイベントないんですか?」
ワタス「ないです。」

本殿脇の比較的新しい祈祷所に立ち寄った。流鏑馬の装束がショーケースに飾ってある。

アルジェの男子「こういうキモノも田舎に行くと来ている人いるかも。」
心で「狩衣みたいな格好で畑仕事しないよー。烏帽子なんてかぶらないよー。60年前ならモンペで畑仕事してたかもだけど。」

アルジェ女子「ここは、なにするところなんですか?」
ワタス「Shinto Preistが願いを叶えてくれたり災いをはらったりするところです。」
ヨルダン男子「一つの願いにいくらかかりますか?」
ワタス「ちょっと聞いてきますね。」巫女さんやら神主装束の男性やらが大忙しでお祓いの受付やお守り販売に勤しむんでいるところに金額を訊いてみた。
回答「5000円です。」すぐさま、彼らに伝える。

アルジェ女子「えー、5000円!何のために???」
ワタス「例えば、入学試験がうまくいくようにとか、良縁に恵まれますようにとか。」
アルジェ女子「勉強は自分で努力すればいいじゃないですか。お金払う意味がわかりません。」

私も祈祷にそんな金がかかるとは知らなかった。

アルジェ男子「あの人が祈るの?」
ワタス「神主は奥にいると思う。ほら、キリスト教だとビショップとかカーディナルとかヒエラルキーあるよねー。あれと同じで。」
アルジェ男子「僕たちモスリムだからキリスト教はわからないですよ。」
ワタス「パリにいたんでしょ。ん、でもイスラム教だと誰が指導してくれるの?」
アルジェ男子「パリでも教会にはいかないです。イマームはいるけど、コーランにとても詳しい一般の人ですよ。もちろんたくさん勉強をしないとイマームにはなれませんが。」

ああ、随分とコンセプトが違う。祈る位置に上下とかないのかしら。上座は上納金が高いとか。
男女が別の場所で祈るのは知っているのだけど。




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