異文化異聞記

異文化に絡んだつれづれをつづる記録。

移動の季節

2009-02-08 23:56:17 | Weblog
修士、博士とも最終年度生は論文のオーラルディフェンスもそろそろ終わり、就職も決まって国内の研究所やら海外のポスドクにと寮を退館する季節であります。

米国スタンフォードやら日系有名大手企業やら行き先を聞いて「あら、みんな頭良かったのね。」と再認識。いかに頭が良かろうとも、研究で実績を上げていようとも、寮は食う寝るところ住むところでしかないので、目にする姿は料理を作っているか、食べているか、外出するところか帰宅するところといった何の変哲もない日常なのである。あまりに基本中の基本なのでIQ200だろうが、100だろうが変わりようがないのである。多少変わっているとすれば、箸を使うか、手を使うか、フォークを使うかという食事作法くらい。

さて、きょうも王さんの中国語講座、6課!進みました。「帰国が近づいてきたので報告書の作成で忙しくなります。来週が最終回です。」というわけで、来週にはテキストを全て終えることになるだろうとクラスメイトと賭けをしたけれど、ふたりとも同じ観測なので成立せず。

脱線を誘い、揚子江鰐はもう現存しないとか北京の西の昆明湖は人造湖でその掘り出した土を盛って万寿山を作ったとか、その昔昆明湖がある皇家公園でアベックを30秒見てた隙に発表原稿とOHP、パスポート、現金の入った鞄を盗まれ、大使館に再発行に行くため、国際学会の発表ができなかったイノウエという教授がいるとか雑談も大展開したのだが、やはり6課!最終授業は「驚くほど身につく中国語」を30課まできっと終わるに違いない。このあたり流石、筋金入りの教授である。と妙に感心した午後6時であった。

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