ワイン教室なる物に通ったことがある。
試飲用グラスに温度または銘柄の違うワインが5つ用意されていて、その個性をワイン用語を使って表現していく。
「馬の汗のような...」「石油香のする...」等々。ワインには複雑に香り成分が含まれているとかで、軽く50以上の表現はあったと記憶している。
ある日、個性のはっきりしない(つまり色々な香りがする)ワインをどう表現したもんかと悶々していると、教室の先輩が「あ、これみたらし団子のタレの香り」と無邪気に発言した。
その瞬間から、みたらし団子のタレ以外の匂いは感覚から締め出されてしまった。正体の分からないものに対する感覚って結構でたらめーというのがそのとき得た教訓なのだが。。。。
M氏はムスリムで髭を豊かに蓄えたM1(博士後期1年ならD1と表記する)の学生である。主食は常にカレー系。とても古風で、反面無邪気。北村一樹を色黒にして濃くしたような顔立ちで、民族衣装を着ていることが多く長い髭もあるので、見た目は一般の日本人にはアフガニスタンとかを連想させ易いようだ。
ある日清掃の人が、彼の部屋の前から刺激臭がすると言って来た。その話のついでに昔、近くの中学生がシンナーを吸い夫が更正させたとか、いまやその子も結婚して人の親だという情報が付け加えられた。さらに、彼の部屋の前の窓は常に朝見ると開放してあると抑揚の上下した声で補助情報が添加される。
・・・・とりあえず前向きに聞く姿勢は持たねば。
それで前向きに聞いて連想したのは、昔R&Dの会社に勤務をしていたとき部屋にクロロナフタレンをこぼした研究者がいて少量なのにとても臭かったという記憶。それ以降、香水が有機溶剤臭く感じられるようになりハーブ系の天然物以外つけられなくなった。ありがとうOさん。
ふたりで臭いを嗅ぎにいった。うーん、確かにこれはマジックインキとか除光液とか何かスースーする臭いだなー。でもこれなんかに似ている。なんだっけ????
階下に降り、上司に一応報告。確認しないでおいて後で後悔するよりは、聞いたほうがいいでしょうということで、メールを入れる。すぐさま「Don't hesitate to enter my room」という返事が返ってきた。で、部屋に2名で向かい確認すると、かすかに刺激臭、しかし有機溶剤をこぼしたらこのレベルでは済まない。あれ、これってもしかしてスパイス?階下に戻るとM氏から電話が入った。「Recently I eat my breakfast in my room.」ああ、カレー系だ。わかったーコリアンダーだ。
Wikiに訊く。コリアンダー(coriander、学名:Coriandrum sativum L.)とはセリ科の一年草である。地中海東部原産。葉は主に東南アジアから東アジアで薬味として利用されるが独特の風味があるため、人によって好き嫌いが大きく分かれその風味を嫌う人にカメムシのような風味であると評される。葉の香り成分はドクダミやオールスパイスにも含まれるモノテルペン類のセルミン C10H16、デカナール...
ちなみにトルエンはC7H8 (C6H5CH3) うーん似てないこともないかー。
清掃の人にスパイスの話をした。「あれはカレーの匂いじゃないわよね。」と叫ぶ。うん、フツーのカレーではない。カメムシだがや。いや、それも仮定の話。
えーい誰かガスセンサーもってこい。スペクトラム分析してちょ。
試飲用グラスに温度または銘柄の違うワインが5つ用意されていて、その個性をワイン用語を使って表現していく。
「馬の汗のような...」「石油香のする...」等々。ワインには複雑に香り成分が含まれているとかで、軽く50以上の表現はあったと記憶している。
ある日、個性のはっきりしない(つまり色々な香りがする)ワインをどう表現したもんかと悶々していると、教室の先輩が「あ、これみたらし団子のタレの香り」と無邪気に発言した。
その瞬間から、みたらし団子のタレ以外の匂いは感覚から締め出されてしまった。正体の分からないものに対する感覚って結構でたらめーというのがそのとき得た教訓なのだが。。。。
M氏はムスリムで髭を豊かに蓄えたM1(博士後期1年ならD1と表記する)の学生である。主食は常にカレー系。とても古風で、反面無邪気。北村一樹を色黒にして濃くしたような顔立ちで、民族衣装を着ていることが多く長い髭もあるので、見た目は一般の日本人にはアフガニスタンとかを連想させ易いようだ。
ある日清掃の人が、彼の部屋の前から刺激臭がすると言って来た。その話のついでに昔、近くの中学生がシンナーを吸い夫が更正させたとか、いまやその子も結婚して人の親だという情報が付け加えられた。さらに、彼の部屋の前の窓は常に朝見ると開放してあると抑揚の上下した声で補助情報が添加される。
・・・・とりあえず前向きに聞く姿勢は持たねば。
それで前向きに聞いて連想したのは、昔R&Dの会社に勤務をしていたとき部屋にクロロナフタレンをこぼした研究者がいて少量なのにとても臭かったという記憶。それ以降、香水が有機溶剤臭く感じられるようになりハーブ系の天然物以外つけられなくなった。ありがとうOさん。
ふたりで臭いを嗅ぎにいった。うーん、確かにこれはマジックインキとか除光液とか何かスースーする臭いだなー。でもこれなんかに似ている。なんだっけ????
階下に降り、上司に一応報告。確認しないでおいて後で後悔するよりは、聞いたほうがいいでしょうということで、メールを入れる。すぐさま「Don't hesitate to enter my room」という返事が返ってきた。で、部屋に2名で向かい確認すると、かすかに刺激臭、しかし有機溶剤をこぼしたらこのレベルでは済まない。あれ、これってもしかしてスパイス?階下に戻るとM氏から電話が入った。「Recently I eat my breakfast in my room.」ああ、カレー系だ。わかったーコリアンダーだ。
Wikiに訊く。コリアンダー(coriander、学名:Coriandrum sativum L.)とはセリ科の一年草である。地中海東部原産。葉は主に東南アジアから東アジアで薬味として利用されるが独特の風味があるため、人によって好き嫌いが大きく分かれその風味を嫌う人にカメムシのような風味であると評される。葉の香り成分はドクダミやオールスパイスにも含まれるモノテルペン類のセルミン C10H16、デカナール...
ちなみにトルエンはC7H8 (C6H5CH3) うーん似てないこともないかー。
清掃の人にスパイスの話をした。「あれはカレーの匂いじゃないわよね。」と叫ぶ。うん、フツーのカレーではない。カメムシだがや。いや、それも仮定の話。
えーい誰かガスセンサーもってこい。スペクトラム分析してちょ。