異文化異聞記

異文化に絡んだつれづれをつづる記録。

さらば、二十一世紀のハーン

2009-09-24 11:54:30 | Weblog
バルト海沿岸国の研究生が、日本を去った。

昨年10月渡日以来1年、日本全国を歩き回り、そのたびにミサンガやブレスレットを購入し腕につけていたので、手甲(この表現分からないかも。)くらいの幅のブレスレット群ができていた。良くぞ、旅をしまくったものだ。

レンタル布団を倉庫に運びにやってきた彼を見ると、あれ?なんだか背が高い。昨年同じ背丈に見えた通りがかった博士後期の学生よりつくりが大きく見える。学部生は2cm3cmくらいは1年で伸びる子もいる。華奢な少年イメージが強かったけれど、今見ると結構つくりのしっかりした逞しい青年ではないか。顔立ちもしっかりした面差しになっている。20歳前後ってこういう変化が自然に起こる世代なんだなぁ。

山陰、関西、関東、東北、函館等々様々な地域とその中にある現代と過去をこの短期間で自分の足と目で捉え続けていた彼。磨きのかかった日本語を駆使し新しい視点で更に深い日本観を構築していくのだろう。いずれより専門的な学問を展開するために日本に戻ってくるような気がする。

日本が、彼によって再発見されるかもしれないね。明治時代に文学を通じ日本を海外に紹介し、現代の我々に江戸から明治へ流れていく時間を再現してくれている怪談のあの人みたいに(http://www.kufs.ac.jp/toshokan/coll/colfra11.htm)。

ああ、ところで、メイド喫茶行ったかどうか聞くの忘れてしまった。ざ、残念。。。。







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