29日Ms.Aは関空からアメリカ行きの飛行機に搭乗した。
4月11日に帰国するというメッセージ。
神戸に着いたときはパスポートもないし、これは最悪九州まで南下するしかないというノリだったのだが、25日の信越まわりの夜行バスで帰還した。チュニ君も一緒だ。
互いに避難生活に飽き飽きしていて、三宮のバス乗り場で信越周りが回復していると聞いたとたん、チュニ君は24日に帰りたいとジタバタしだし電話で予約してくれと携帯を差し出し頼んでくる。が、既に満席。で、25日をとった。三宮のJTBでさっさと支払いをさせようとしたら、手数料が300円ちょいかかると言われ、その瞬間チュニ君「えっつ!なぜ!」
節約モードの彼は、コンビニの支払い機で払うと強硬に主張。付き合わされ通りがかる人に道を尋ね20分歩いた(往復40分以上!)JTBの手数料を払うと発券した分でも変更可能にできるので無駄というわけでもないのだが、節約できたことにチュニ君大喜びし、別れ際「ね、Comissionは地下鉄の切符代ですよ。」
でもさ、40分以上宿に帰るの遅くなっているんですけど。靴底も減っているとおもうよ。
それから、ここが一番のポイントだが君は節約できたが、私は何も節約できていない。まあ、歩き回ったのでダイエットの足しになったかもしれないが。
自分は青春18切符を逃避行用に(フツー鈍行で逃避するだろうか)購入済みだったので、後日手配した。
バスターミナルで再会したチュニ君に荷物を預け、買い物に走る。こういうとき連れがいるのは有り難い。東梅田の近辺はドラッグストアやコンビニくらいしか探せないのだが、パン、カップ麺、水、お菓子など当面3日分くらいを買い捲る。物流は高速が回復すれば正常にもどるだろうから、ここ3-4日持てばいい。とはいいつつ袋4つ分になった。
バックパックに水10リットル(10kg)、パン等々を入れ戦後の闇屋はこういうものであったかという妙な感慨を感じながらリュックを担ぐ。お、重い。ターミナルでは律儀に私のトランクの横にチュニ君。
「さっき、記者にインタビューされました。」
「へ?記者?」
「たぶん、新聞と思う。あ、そこです。」
振り返ると、カメラマンが高速バスを使って避難から戻る人達をカメラに収めている。
「日本人に聞いた方がいいのではないですか?」チュニ君が記者と思しき人に声をかける。いや、たぶん君の特殊性が記事ネタとして面白いんだよ。
「あ、十分取材しましたから。これからほんとに帰るんですか?チュニジアの彼は。せっかくこちらに退避させてもらったのに?」とシリアスな顔で問いかける記者に自分が宇宙船の乗組員にでもなったような気分。
「ああ、日本で勉強してPHDを取って、でも放射能で危ないかもしれません。」
つい、ノリで変なことを言ってしまった。記者相手だとどうも話が極端になる。
明るく記者に別れを告げるチュニ君に記者の彼一言「Good Luck!」
その表情とっても緊迫して見えるんですけど。
4月11日に帰国するというメッセージ。
神戸に着いたときはパスポートもないし、これは最悪九州まで南下するしかないというノリだったのだが、25日の信越まわりの夜行バスで帰還した。チュニ君も一緒だ。
互いに避難生活に飽き飽きしていて、三宮のバス乗り場で信越周りが回復していると聞いたとたん、チュニ君は24日に帰りたいとジタバタしだし電話で予約してくれと携帯を差し出し頼んでくる。が、既に満席。で、25日をとった。三宮のJTBでさっさと支払いをさせようとしたら、手数料が300円ちょいかかると言われ、その瞬間チュニ君「えっつ!なぜ!」
節約モードの彼は、コンビニの支払い機で払うと強硬に主張。付き合わされ通りがかる人に道を尋ね20分歩いた(往復40分以上!)JTBの手数料を払うと発券した分でも変更可能にできるので無駄というわけでもないのだが、節約できたことにチュニ君大喜びし、別れ際「ね、Comissionは地下鉄の切符代ですよ。」
でもさ、40分以上宿に帰るの遅くなっているんですけど。靴底も減っているとおもうよ。
それから、ここが一番のポイントだが君は節約できたが、私は何も節約できていない。まあ、歩き回ったのでダイエットの足しになったかもしれないが。
自分は青春18切符を逃避行用に(フツー鈍行で逃避するだろうか)購入済みだったので、後日手配した。
バスターミナルで再会したチュニ君に荷物を預け、買い物に走る。こういうとき連れがいるのは有り難い。東梅田の近辺はドラッグストアやコンビニくらいしか探せないのだが、パン、カップ麺、水、お菓子など当面3日分くらいを買い捲る。物流は高速が回復すれば正常にもどるだろうから、ここ3-4日持てばいい。とはいいつつ袋4つ分になった。
バックパックに水10リットル(10kg)、パン等々を入れ戦後の闇屋はこういうものであったかという妙な感慨を感じながらリュックを担ぐ。お、重い。ターミナルでは律儀に私のトランクの横にチュニ君。
「さっき、記者にインタビューされました。」
「へ?記者?」
「たぶん、新聞と思う。あ、そこです。」
振り返ると、カメラマンが高速バスを使って避難から戻る人達をカメラに収めている。
「日本人に聞いた方がいいのではないですか?」チュニ君が記者と思しき人に声をかける。いや、たぶん君の特殊性が記事ネタとして面白いんだよ。
「あ、十分取材しましたから。これからほんとに帰るんですか?チュニジアの彼は。せっかくこちらに退避させてもらったのに?」とシリアスな顔で問いかける記者に自分が宇宙船の乗組員にでもなったような気分。
「ああ、日本で勉強してPHDを取って、でも放射能で危ないかもしれません。」
つい、ノリで変なことを言ってしまった。記者相手だとどうも話が極端になる。
明るく記者に別れを告げるチュニ君に記者の彼一言「Good Luck!」
その表情とっても緊迫して見えるんですけど。