昨年、東京に引っ越した友人がやってきた。
東京では仕事だけに近い日々という彼女。
昔は男性であれば10人が8人は振り向くくらいの美女だった。化粧っけがなく皺加工のシャツを着てバイクに乗っていて、イーハトーブトライアルに参加したりで、全く女性的な装飾がなかったので、根っから外観に鈍いところがある私が彼女の美しさに気がついたのは多少後になってからである。
その一風変わった性格に惹きつけられた頃、よーく観察してみた。色白で緩やかにウェーブの入った長い漆黒の髪、薔薇色の頬、まるで童話の姫だ。すらりと手足が長いので、北方系の中国美人と評した人もいる。後で聞いたら8分の1スラブ系の血が入っていておばあちゃんの目は青かったそうだ。なるほどね。
知り合った頃に、BBQと乗馬に誘われ行ってみたら参加者の中に彼女をジーッと熱く見つめる男性。穴が開くほど見ているので、「あの人、一目ぼれしたのでは?」と水を向けたら「彼、元の夫なの。」えっつ、今、君26だよね。もう結婚して離婚したのぉ?
その後、芸術活動を営む男性と恋に落ち二度目の結婚。彼女は本当に色々な人にモテた。望むなら代議士だろうが、社長だろうが、大学教授だろうが夫にできただろう。しかし、そういう一般的な損得勘定を恋愛に持ちあわせている人ではないのだ。感性が王女であって、侍女ではないので、そういう計算ができないというか。個展の開催費用を100万円ポンと出したり彼の芸術にできることは何でもしようとしていた彼女。彼の周囲の芸術仲間のサロンではその風変わりな感性と美貌に誰もが皆一目置いていた。
二人の歯車が噛み合わなくなっていったのは、彼が彼女との生活を大切にしようと家業の開発会社の仕事を芸術活動より優先しはじめた頃だったと思う。(フツー逆のような気が。)
自分のために世間並みになっていく夫に苦しくなってしまったのだろう。自己欺瞞ができない人はできないものだ。それに人並みはずれた美貌が加わると。。。。。
東京では仕事だけに近い日々という彼女。
昔は男性であれば10人が8人は振り向くくらいの美女だった。化粧っけがなく皺加工のシャツを着てバイクに乗っていて、イーハトーブトライアルに参加したりで、全く女性的な装飾がなかったので、根っから外観に鈍いところがある私が彼女の美しさに気がついたのは多少後になってからである。
その一風変わった性格に惹きつけられた頃、よーく観察してみた。色白で緩やかにウェーブの入った長い漆黒の髪、薔薇色の頬、まるで童話の姫だ。すらりと手足が長いので、北方系の中国美人と評した人もいる。後で聞いたら8分の1スラブ系の血が入っていておばあちゃんの目は青かったそうだ。なるほどね。
知り合った頃に、BBQと乗馬に誘われ行ってみたら参加者の中に彼女をジーッと熱く見つめる男性。穴が開くほど見ているので、「あの人、一目ぼれしたのでは?」と水を向けたら「彼、元の夫なの。」えっつ、今、君26だよね。もう結婚して離婚したのぉ?
その後、芸術活動を営む男性と恋に落ち二度目の結婚。彼女は本当に色々な人にモテた。望むなら代議士だろうが、社長だろうが、大学教授だろうが夫にできただろう。しかし、そういう一般的な損得勘定を恋愛に持ちあわせている人ではないのだ。感性が王女であって、侍女ではないので、そういう計算ができないというか。個展の開催費用を100万円ポンと出したり彼の芸術にできることは何でもしようとしていた彼女。彼の周囲の芸術仲間のサロンではその風変わりな感性と美貌に誰もが皆一目置いていた。
二人の歯車が噛み合わなくなっていったのは、彼が彼女との生活を大切にしようと家業の開発会社の仕事を芸術活動より優先しはじめた頃だったと思う。(フツー逆のような気が。)
自分のために世間並みになっていく夫に苦しくなってしまったのだろう。自己欺瞞ができない人はできないものだ。それに人並みはずれた美貌が加わると。。。。。