異文化異聞記

異文化に絡んだつれづれをつづる記録。

その日が来るのを

2012-06-01 00:29:54 | Weblog

日曜日の午後、アラビア料理教室に行った。
午前中にトルコ朝食の会に出たので、全く今回は料理に参加していない。
で、そういう時に限って、自分でも再現できそうなものが食卓に上っている。

小麦粉にイーストをまぜてフライパンで焼くパン。これは割と簡単そう。豆をビーターで練りこみフライにする豆ミートボール。これもつくれそう。とてもナチュラルな味で、添加物ゼロ。全般的にこの料理教室の次の日は体の調子が良くなる。よほど日常的に添加物まみれの暮らしをしているらしい。

食事のあと、数人が居のこりしていた。急いではいなかったので、居残り組に混ざり、久々に再会したアラビア語の先生と会話を楽しむ。

ワタス「日本だと結婚式は地味になってきています。最近は普通の着物で式を済ます人もいます。ドレスだけの人もいるし。」
先生 「どれくらい結婚式にかかりますか?」

ワタス「人数によりますけど、会場を借りて食事するだけの式なら、500,000円くらいで済むんではないでしょうか。会費制っていうのもあるし。」

一緒にいたモロッコ青年が「うん、そんなに高くないね。」

ワタス「先生、結婚しないの?」

先生 「アラブ人の考え方として、まずしっかりした職について、家を買って、それから結婚を考えます。」

ワタス 「まるで、おじいちゃんの世代の人みたいですね。今の日本だと、二人とも働いて一緒に暮らしてっていうのが多いです。」

モロッコ青年「アラブだって時代は変わっているんだよ。それに家立つまで待つの?」

モロッコ青年のからかうような口調がひっかかる。待つって、何を????????

うーん、かねがねそうかなと思っていたけど、この人たちの場合、結婚、性、生殖はすべて同一線上のイベントなんだなー。特に結婚と性が分離していない。日本の若いものと違うなー。ほんとに。

え、で、でも彼ら既に博士課程後期。27歳とか29歳とかだけど、そんな妙齢でも、規範って守れば守れるもんなのか。まあ、勉強するのに手いっぱいだし、人生は長いし。焦る必要もないということで。


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