カルちゃんが日本にいたのは、約3年、27歳から30歳くらいまでの時期で、今考えると、誰にとっても華々しい年代といえる。
育ちがよくて、屈託がないし姉と妹に囲まれて育っているせいか、女性に対して構えがなく自然体で話ができるせいで、女友達も多かった。
同じ職場での最初の一年は、単に仕事の付き合いだったが、共通の友人が多いため2年目くらいから、ハイキングやら飲み会などで行動を共にすることが多くなった。人となりが、分ってくるようになるとランチのときなどジョークの他に個人的な話が出るようになり、たまには子供時代の話や付き合った女性の話など四方山話。
大学生の頃、ホテルでボーイのバイトをしていたときにとてもお金持ちの数歳年上の女性と付き合ったことがあったそうな。なんでも持っている人で、何を与えたらいいのか分らなくて、いつもとまどっていてエスコートされっぱなしだったようだ。
ラテン圏だと、男女がレストランにいったら、男女の年齢に関わらず男性にウエイターがオーダーを取りに来る。食事やワインの選択、会話で女性を楽しませることができるのが男みたいなところがあるから、ホントに大変だと思う。社会的にできなければならない男性としてのたしなみのレベルが高いから自分が男ならひきこもりになるかも。
そういう社会的マナーが完璧だったカルちゃん、確かにモテました。
前述の彼女の前には、博士課程のコロンビアの留学生の才媛スーリーさんと付き合っていたし。不思議なのだけど、カルちゃんは彼女が出来るたび紹介してきた。多分友人と恋人が両立するのが彼らの社会的なコードなんだろうと思う。友人や家族ときちんと付き合える恋人っていうか。恋愛の位置づけがより社会的なんだろな。
ある日のランチ「Pesadoになってきました。」とカルちゃん。
えっ、あの才媛のスーリーさんのどこが不足なんだ!年齢が35歳のスーリーさん、かたやカルちゃん29歳。結婚や出産を今の年齢で具体的に考えるのはキツイとか。なら最初から付き合わなけりゃいいじゃん。
その次の週のある日のランチ「Break Upしました。」
えっ!もう決めたの?
その後1ヶ月くらいのある日、スーリーさんが国に帰るのでランチを3人で一緒にした。
2人とも仲がいいし、色々な話をきちんとしているし、なんでこれで別れるのだと疑問。
この時点で、カルちゃんは帰国と修士進学を決めていた。
「カルは本当に賢い人よ。より知識を豊かにするためにマスターに進むのは、彼の賢さに見合っていて正しい選択だと思うわ。」スーリーさん曰く。
えー尊敬しあったまま別れるのかー。スーリーさんPHDの学生なのに自分の頭の良さにこだわらないしぃ!恋愛ってむき出しの劣等感やら所有欲やらが交錯する感情劇場ではないの?
育ちがよくて、屈託がないし姉と妹に囲まれて育っているせいか、女性に対して構えがなく自然体で話ができるせいで、女友達も多かった。
同じ職場での最初の一年は、単に仕事の付き合いだったが、共通の友人が多いため2年目くらいから、ハイキングやら飲み会などで行動を共にすることが多くなった。人となりが、分ってくるようになるとランチのときなどジョークの他に個人的な話が出るようになり、たまには子供時代の話や付き合った女性の話など四方山話。
大学生の頃、ホテルでボーイのバイトをしていたときにとてもお金持ちの数歳年上の女性と付き合ったことがあったそうな。なんでも持っている人で、何を与えたらいいのか分らなくて、いつもとまどっていてエスコートされっぱなしだったようだ。
ラテン圏だと、男女がレストランにいったら、男女の年齢に関わらず男性にウエイターがオーダーを取りに来る。食事やワインの選択、会話で女性を楽しませることができるのが男みたいなところがあるから、ホントに大変だと思う。社会的にできなければならない男性としてのたしなみのレベルが高いから自分が男ならひきこもりになるかも。
そういう社会的マナーが完璧だったカルちゃん、確かにモテました。
前述の彼女の前には、博士課程のコロンビアの留学生の才媛スーリーさんと付き合っていたし。不思議なのだけど、カルちゃんは彼女が出来るたび紹介してきた。多分友人と恋人が両立するのが彼らの社会的なコードなんだろうと思う。友人や家族ときちんと付き合える恋人っていうか。恋愛の位置づけがより社会的なんだろな。
ある日のランチ「Pesadoになってきました。」とカルちゃん。
えっ、あの才媛のスーリーさんのどこが不足なんだ!年齢が35歳のスーリーさん、かたやカルちゃん29歳。結婚や出産を今の年齢で具体的に考えるのはキツイとか。なら最初から付き合わなけりゃいいじゃん。
その次の週のある日のランチ「Break Upしました。」
えっ!もう決めたの?
その後1ヶ月くらいのある日、スーリーさんが国に帰るのでランチを3人で一緒にした。
2人とも仲がいいし、色々な話をきちんとしているし、なんでこれで別れるのだと疑問。
この時点で、カルちゃんは帰国と修士進学を決めていた。
「カルは本当に賢い人よ。より知識を豊かにするためにマスターに進むのは、彼の賢さに見合っていて正しい選択だと思うわ。」スーリーさん曰く。
えー尊敬しあったまま別れるのかー。スーリーさんPHDの学生なのに自分の頭の良さにこだわらないしぃ!恋愛ってむき出しの劣等感やら所有欲やらが交錯する感情劇場ではないの?