異文化異聞記

異文化に絡んだつれづれをつづる記録。

多言語国家

2013-07-05 20:57:41 | Weblog
料理教室の雑談タイムに、アラビア語の先生がホワイトボードに北アフリカの地図を描き出した。

「フランスがモロッコ、アルジェリア、チュニジア、イタリアがリビア、イギリスがエジプト、スーダン、真っ直ぐに領土を分割したせいで、不都合が起こりました。もともとの集団である部族はその地図の領土の通りには分布していないんです。で、国という単位は部族のまとまり以上の認識にはなっていないんです。」

「え?国より部族?」

「例えば、共通語はアラビア語ですが部族の言葉は各々違い、服装も違います。78の言語がありましたが消えてしまった言語もあります。また、話す人が少なくなって今消えかかっている言語もかなりあります。http://en.wikipedia.org/wiki/Languages_of_Sudan」

「え?なんで、そんなに言語があるんですか?言語があるということは、まとまった単位の経済活動があるはずですよね。」

「んー、ノマドは家を持たず移動しますし、農業で生計を立てている部族もいるし、様々な単位ですね。」

「日本みたいな人種も言語もある程度同じっていうのとはかなり違うようですね。」

「そうですね。都市部は似た感じですが、地方は全く違いますし、人も様々です。」


教えてもらった、スーダンコーヒーの作り方を貼り付けhttps://www.youtube.com/watch?v=NQlVrTDtLms(ただし、アラビア語)。

最新の画像もっと見る

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。