映像詩「空のように生きる」
文・ナレーション:円覚寺派管長 横田南嶺老師
写真・構成:MIRO ITO (伊藤みろ)
企画・制作:メディアアートリーグ
協力:臨済宗円覚寺派総本山円覚寺、(一財) 日本アジア共同体文化協力機構
文・ナレーション:円覚寺派管長 横田南嶺老師
写真・構成:MIRO ITO (伊藤みろ)
企画・制作:メディアアートリーグ
協力:臨済宗円覚寺派総本山円覚寺、(一財) 日本アジア共同体文化協力機構
ごあいさつ
大乗仏教の教えの中心をなす「空 (くう) 」をテーマにした映像詩「空のように生きる」を制作いたします。
円覚寺派管長の横田南嶺老師のお言葉と、私が2006年から撮影している空 (そら) の写真を組み合わせ、世界の一体性への願いを、映像を通して伝えるプロジェクトです。
この度、国内最大の会員数を擁するクラウドファンディング会社「Campfire」のプラットフォームにて、2024年10月1日 (0:00)からクラウドファンディングを開始いたします。
何卒お力添えを賜りたく、心よりお願い申し上げます。
【プロジェクトの背景】
この度の映像詩プロジェクトは、円覚寺派管長・横田南嶺老師との出会いがきっかけとなりました。
本年2月26日に行われた、華厳思想をテーマにした「日中思想交流」イベントにおいて、横田老師は「怨親 (おんしん) 平等」の華厳の教えを、私は長年取材している、東大寺の盧舎那仏についての作品上映と解説を行いました。
同イベントは、一般財団法人日本アジア共同体文化協力機構 (会長:福田康夫元内閣総理大臣、理事長:宮本雄二元駐中国大使) の主催によるもので、東京・日比谷図書文化館で開催されました。
この講演イベントは、次回は来年2月15日に、同じ日比谷図書文化館で開催が予定されております。
「空性 (くうしょう)」をテーマに、前回同様、横田老師とご一緒に私も、再び登壇させていただきます。
そこで発表する作品として、横田老師の「空 (くう)」についての教えを、私の空 (そら) の映像と組み合わせる、新しい映像詩「空のように生きる」を作らせていただく運びとなりました。
(※意味上の混乱を避けるために「空(くう)」は鉤括弧での表記、空(そら)は括弧なしの表記にしています。)
(写真:JACCCO)
【プロジェクトの目的】
私自身、今からちょうど23年前の9月11日に、ニューヨークで「9.11同時多発テロ事件」を経験しました。
それがきっかけとなって、日本に拠点を移して「いかに生きるべきか」を求めながら、作家活動を行なってまいりました。
混迷と分断化が深まる一方の世界の現況において、微力ながらも、東洋思想の根底にある、共栄共存の叡智を伝える映像作品を作らせていただき、世界の一体性に寄与したいという思いが原点にあります。
本映像詩は、来年2月15日の講演イベントでのプレミア公開後には、円覚寺に寄贈を予定しております。
横田老師のお言葉に誘 (いざな) われて、私たちにとって身近な空 (そら) から、「空のように生きる」ための極意を学び、万人に勇気と希望を与える映像詩として、日本語版とともに英語版も作り、広く世界に公開していきたいと願っています。
【映像作品「空のように生きる」について】
映像詩「空のように生きる」には、横田老師が説かれる「空 (くう)」の教えの本来の意味を、空 (そら) の姿になぞらえ、「人は変わることができる」「変わらない自分などはないのだ」という、力強いメッセージが込められています。
大乗仏教の基本理念である「空」とは、この世に存在するすべては「無我」「無自性(むじしょう)」「無常」であるという真理を表しています。横田老師は、この「空」の教えに希望を見出し、積極的に「空」を定義づけます。
「実体がない」からこそ、とらわれることがなくなり、苦しみからも自由になる道を示してくれます。「己がない」からこそ、自分と他者の区別がなくなり、他者への慈しみへの道が開かれていきます。「移ろう」からこそ、常に変わることができるというのです。
まさに変貌自在の空 (そら) のごとく、とらわれの心から自由になり、人生を前向きに生きる知恵を、「空」から学ぶことができるのです。
「空」の移ろうエネルギーを、空に例えることで、自分自身の心のあり様や世界への関わり方を変えることができるのです。
そのことで、苦を乗り越えるためのきっかけが得られ、「いかに生きるべきか」という積極的な道しるべとして、横田老師の言葉とともに、生きる勇気を感じ取っていただくための映像詩です。
【クラウドファンディングの事前のご案内 】
この度のご案内は、10月1日のプロジェクト開始に先行する事前告知になりますが、限定公開URLにて、詳細をご覧いただくことができます。
限定公開中のプロジェクトページのURL
※公開前でも、プロジェクトページ(限定公開)にて「お気に入り」登録ができます。
事前に「お気に入り」にご登録いただくと、公開時や活動報告の投稿時など、リアルタイムで状況をご確認いただけます。
事前に「お気に入り」にご登録いただくと、公開時や活動報告の投稿時など、リアルタイムで状況をご確認いただけます。
また1分25秒のサンプル動画(プロローグとエピローグの二章構成)も、下記のURLにて限定公開中ですので、併せてご高覧いただければ、幸甚に存じます。
Media Art League 公式チャンネルでの限定公開
それでは、皆様からのご支援を心よりお待ちしております。
そして来年2月16日には、日比谷図書文化館にもご来場いただければ、幸せに思います。
末筆ながら、皆様のご健勝とご多幸をご祈念申し上げます。
令和6年9月吉日
MIRO ITO 伊藤みろ
メディアアートリーグ: https://mediaartleague.org
本物の日本遺産イニシアティブ: https://japan-authentic-heritage-initiative.org
写真遺産プロジェクト: https://photographic-heritage-projects.org
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写真遺産プロジェクト: https://photographic-heritage-projects.org
Photographs by Miro Ito. All rights reserved.
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