土用の丑・・・と、いうと『ウナギ』と思われる方は大勢いますが・・・
私は、毎年、土用の丑の日に早起きをして、祖母と行った神楽坂の『ほうろく灸』を思いだします。
正直言うと・・・当時は、毎年連れて行かれる、このわけのわからない滑稽なおまじないのような儀式が嫌でしかたがなかったのだけれど・・・祖母と一緒ならどこへでも行きたかったので必ずついて行ったのでした。
『ほうろく灸』は、「ほうろく」という素焼きの皿のようなものを頭に乗せ、その上に大きな「もぐさ」をのせて百会(ひゃくえ)のツボをあたためるお灸。
もぐさが燃え尽きるまで素焼の皿を頭にのせて、夏バテ防止・暑気払い・頭痛封じ・無病息災の祈祷をとなえる僧侶が、坐禅の時のように一人ひとりの肩にふれていくと、
百会のツボからだんだんに頭がい骨の中があたたかくなって、なんだかさっぱりするような気持になったものです。
実は・・・幼いころから、何かにつけて頭が痛くなっていた私を祖母が心配して探してくれたもの。
祖父の生まれ故郷の山梨のお寺で祖母が教えてもらった話を、話して聞かせてくれた記憶をたどると・・・
炎天下で暑さ負けした武田信玄が、カブトの上から灸をすえたところ、たちまち全快したのが由来だとか話してくれたっけ・・。
今では、祖母も亡くなり『ほうろく灸』も行くこともなくなってしまいました。
以前ほどではないけれど・・今でも、使ってないわりには・・ 弱いトコなのか・・ 身体が冷えると頭が痛くなりやすい・・・・そんな私を、祖母は心配していてくれたんだろうな・・。
亡くなってからも、心配ばかりかけてごめんなさい。
土用の丑の日は、毎年必ず・・・祖母に会いたくなってしまう日。
私は、毎年、土用の丑の日に早起きをして、祖母と行った神楽坂の『ほうろく灸』を思いだします。
正直言うと・・・当時は、毎年連れて行かれる、このわけのわからない滑稽なおまじないのような儀式が嫌でしかたがなかったのだけれど・・・祖母と一緒ならどこへでも行きたかったので必ずついて行ったのでした。
『ほうろく灸』は、「ほうろく」という素焼きの皿のようなものを頭に乗せ、その上に大きな「もぐさ」をのせて百会(ひゃくえ)のツボをあたためるお灸。
もぐさが燃え尽きるまで素焼の皿を頭にのせて、夏バテ防止・暑気払い・頭痛封じ・無病息災の祈祷をとなえる僧侶が、坐禅の時のように一人ひとりの肩にふれていくと、
百会のツボからだんだんに頭がい骨の中があたたかくなって、なんだかさっぱりするような気持になったものです。
実は・・・幼いころから、何かにつけて頭が痛くなっていた私を祖母が心配して探してくれたもの。
祖父の生まれ故郷の山梨のお寺で祖母が教えてもらった話を、話して聞かせてくれた記憶をたどると・・・
炎天下で暑さ負けした武田信玄が、カブトの上から灸をすえたところ、たちまち全快したのが由来だとか話してくれたっけ・・。
今では、祖母も亡くなり『ほうろく灸』も行くこともなくなってしまいました。
以前ほどではないけれど・・今でも、使ってないわりには・・ 弱いトコなのか・・ 身体が冷えると頭が痛くなりやすい・・・・そんな私を、祖母は心配していてくれたんだろうな・・。
亡くなってからも、心配ばかりかけてごめんなさい。
土用の丑の日は、毎年必ず・・・祖母に会いたくなってしまう日。