世襲を嫌って心機一転～長崎市政～

長崎市長選　横尾氏敗れる　娘憔悴「これでは、父は…」(産経新聞) - goo ニュース

昨日おこなわれた投票の中で、一番注目を集めたのがこの長崎市長選だったのではないだろうか。結果は報道のように市長の側近の候補が当選し、同様に急遽立候補した娘婿は敗れてしまった。
そして市長の娘が結果に対して「これでは父は浮かばれません」と言っていたが・・・
それはちょっと違うのではないか？

たしかに凶弾に倒れた伊藤市長に関しては心よりお悔やみとご冥福をお祈りします。
しかし、それと市政は別物でしょう。ここで娘婿が出てきても、おそらく世間は納得しなかっただろうし、実際にそのような結果が出ている。この場合「遺志を継ぐ資格」は、市長の死後に突然現れた血縁者よりも、これまで市長と行動してきた側近の方が強いのではないかと思う。

世襲に関しては、厳しくなっている昨今。特に今の総理なども、あの体たらくだから尚更である。伊藤陣営の状況も良く分かるが、そんな中でどうしても・・・と言うなら、この娘が立候補した方が良かったと思う。
たしか群馬県でも、急死した元総理の娘が当選した例だってあるではないか・・・あれは国政の話だが・・・。

伊藤市長の後援者、およびご家族にはとてもお気の毒な事だが、みすきはこの結果に対して、長崎市民は賢明な結果を出したと感じている。
ここで世襲での当選をしてしまったら、おそらく市民の感情としても今後の長崎の発展は期待薄になってしまうのではないか。
どのように「浮かばれない」かはあえて問わないが、新市長には今までの市長以上にがんばってもらって、長崎市政も心機一転、さらに発展して言って欲しいと感じた、埼玉県民のみすきでした。