前回の「状況」をアップしたあとで、地元のハロワに行った。
いつものように求人の検索ではなく、もう経済的にどうにもならない事がわかっていたので、何か支援してくれる制度は無いか、聞きに行くためだ。以前池袋のハロワでその制度のポスターを見たが、内容がよくわからなかったので質問したら、地元のハロワで聞いたほうが確実だと勧められたためだ。
しばらく順番を待ち、呼ばれたカウンターの係の人の説明によると、今は・・・と言うか、なんでもこれらはリーマンショック以降に出来た制度らしいが、無職状態な人に対する経済的支援、貸付だとか支給とかの体制も意外にあって「へえ、こんな親切な制度があるのか」と却って驚いてしまった。
しかし・・・自分に当てはまるものは少なかった。「住む家が無い」とか「退職で今の家を出なくてはいけない」とかの援助がメインのようで、それらの中でも何とか自分に合いそうな、とりあえず急場をしのぐ生活資金融資制度を紹介してもらった。
それでもやはり先々の見通しは真っ暗で、みすきは次第に係の女性に愚痴り始めてしまっていた。そんなみすきに、係の女性は呆れる事もせず、優しく話を聞いてくれていた。そして・・・
「とりあえずこの融資で今月は乗り切って、その間に短期の・・・例えば日払いのアルバイトでも探してみてはどうですか?」
その言葉に、みすきは耳を疑った。
「え?待機期間(3ヶ月)って、仕事しちゃいけないんじゃないんですか?」
「いえ、大丈夫ですよ。この3ヶ月間は雇用保険が適用されない分、お仕事してもらっても何の問題もありません。特に収入の上限とかもありませんし」
な・・・なんたる事だ。
みすきは今まで、この3ヶ月間は一切仕事をしてはいけない時期だと思っていた
だから3ヶ月も収入無しで、貯金の無いヤツは死ねといっているようなものなんだ・・・と思い込んでいたが、
違ったのか~~~!
なんだよ、それなら堂々と今のホテルバイトにも行けるし、平日昼間は地元のファミレスにでもバイトすれば、今よりは落ちるが収入が確保出来るじゃん!
例えば、そのバイトが調子良くて3ヶ月が4ヶ月になってしまっても、届けてさえいれば権利を失う事も無く、4ヶ月終わった次から失業保険が支給されるそうだ。
ああああああああ、無知!
それならサッサと短期バイトを探せばよかった。それを知っていれば、こんなに重苦しい気分にならずに済んだのに・・・。
そう考えた途端、今までの気分が一転しとても目の前が開けてきた気がした。
「そうなんですか、じゃ、バイト探します♪」
正直言うと、ちょっと涙腺が緩んでいた。なんだぁ、そうだったのか~~~!いままで心配して損したよ。
そして、係の女性に心からお礼を言って、軽い足取りで帰途についた。
もちろん駅構内にあるバイト情報誌を持って帰ることも忘れずに。
いい気分で帰宅し、求人誌でも見ようかな・・・と思ったところに電話がかかってきた。
出ると、履歴書を送った会社からだった。
「面接に来てほしいんですけど」
みすきは二つ返事で了解し、日程を確認して電話を切った。
もちろんこの会社で採用されるかはわからないが、いい事は重なるのかな~と浮かれ始めていた。
単純なヤツです。
そこに・・・
近所に住んでいる父親がやってきた。父親はみすきが無職だという事は知っている。
ポケットから一枚のメモを出し
「知り合いの会社なんだけど、今度一人辞めるって聞いたから、お前の話をしておいた。この日に面接に行け」
ひえええええええ!
なんだか話がややこしくなってきた。
バイトを探すのが先か、面接の結果を待った方がいいのか。
いま、父親に紹介された会社に出す履歴書を作るためにマン喫に来てこれを書いている。
いまだに頭がこんがらがっている。
うれしい悲鳴、となればいいが、さてさて、どうしたものだろうか・・・。
とりあえず面接、行って来ます。
いつものように求人の検索ではなく、もう経済的にどうにもならない事がわかっていたので、何か支援してくれる制度は無いか、聞きに行くためだ。以前池袋のハロワでその制度のポスターを見たが、内容がよくわからなかったので質問したら、地元のハロワで聞いたほうが確実だと勧められたためだ。
しばらく順番を待ち、呼ばれたカウンターの係の人の説明によると、今は・・・と言うか、なんでもこれらはリーマンショック以降に出来た制度らしいが、無職状態な人に対する経済的支援、貸付だとか支給とかの体制も意外にあって「へえ、こんな親切な制度があるのか」と却って驚いてしまった。
しかし・・・自分に当てはまるものは少なかった。「住む家が無い」とか「退職で今の家を出なくてはいけない」とかの援助がメインのようで、それらの中でも何とか自分に合いそうな、とりあえず急場をしのぐ生活資金融資制度を紹介してもらった。
それでもやはり先々の見通しは真っ暗で、みすきは次第に係の女性に愚痴り始めてしまっていた。そんなみすきに、係の女性は呆れる事もせず、優しく話を聞いてくれていた。そして・・・
「とりあえずこの融資で今月は乗り切って、その間に短期の・・・例えば日払いのアルバイトでも探してみてはどうですか?」
その言葉に、みすきは耳を疑った。
「え?待機期間(3ヶ月)って、仕事しちゃいけないんじゃないんですか?」
「いえ、大丈夫ですよ。この3ヶ月間は雇用保険が適用されない分、お仕事してもらっても何の問題もありません。特に収入の上限とかもありませんし」
な・・・なんたる事だ。
みすきは今まで、この3ヶ月間は一切仕事をしてはいけない時期だと思っていた
だから3ヶ月も収入無しで、貯金の無いヤツは死ねといっているようなものなんだ・・・と思い込んでいたが、
違ったのか~~~!
なんだよ、それなら堂々と今のホテルバイトにも行けるし、平日昼間は地元のファミレスにでもバイトすれば、今よりは落ちるが収入が確保出来るじゃん!
例えば、そのバイトが調子良くて3ヶ月が4ヶ月になってしまっても、届けてさえいれば権利を失う事も無く、4ヶ月終わった次から失業保険が支給されるそうだ。
ああああああああ、無知!
それならサッサと短期バイトを探せばよかった。それを知っていれば、こんなに重苦しい気分にならずに済んだのに・・・。
そう考えた途端、今までの気分が一転しとても目の前が開けてきた気がした。
「そうなんですか、じゃ、バイト探します♪」
正直言うと、ちょっと涙腺が緩んでいた。なんだぁ、そうだったのか~~~!いままで心配して損したよ。
そして、係の女性に心からお礼を言って、軽い足取りで帰途についた。
もちろん駅構内にあるバイト情報誌を持って帰ることも忘れずに。
いい気分で帰宅し、求人誌でも見ようかな・・・と思ったところに電話がかかってきた。
出ると、履歴書を送った会社からだった。
「面接に来てほしいんですけど」
みすきは二つ返事で了解し、日程を確認して電話を切った。
もちろんこの会社で採用されるかはわからないが、いい事は重なるのかな~と浮かれ始めていた。
単純なヤツです。
そこに・・・
近所に住んでいる父親がやってきた。父親はみすきが無職だという事は知っている。
ポケットから一枚のメモを出し
「知り合いの会社なんだけど、今度一人辞めるって聞いたから、お前の話をしておいた。この日に面接に行け」
ひえええええええ!
なんだか話がややこしくなってきた。
バイトを探すのが先か、面接の結果を待った方がいいのか。
いま、父親に紹介された会社に出す履歴書を作るためにマン喫に来てこれを書いている。
いまだに頭がこんがらがっている。
うれしい悲鳴、となればいいが、さてさて、どうしたものだろうか・・・。
とりあえず面接、行って来ます。