走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

災害への備え

2021年03月12日 | 仕事
今日もシリーズはお休みして震災について考えましょう。句会仲間の方のブログに感化されました。あれから10年が経ちました。あの頃は大学院へ行きながら訪問看護を始めていたのでWOCケアの研修を受けていました。テレビから流れる映像。毎日ラジオから流れるニュースに驚くことばかり。被害に遭われた方へ心からお悔やみを申し上げます。

私の住む場所も太平洋のファイヤーリングに乗っています。いつ直下型の大型地震が起こってもおかしくない場所です。地震の対策はおすみですか?

我家は5人家族(2人の子供は巣立ち現在は3人)分の3日分の非常食、飲料水、衣服、衛生品、薬品の他に、軍手、ヘルメット、撤去作業に使う鉄棒などを別棟である車庫へ保管しています。

車庫は平家プラス屋根裏ですが本棟は地階も含むと4階建です。大型地震の場合、本棟は崩れ落ちる可能性がありますが、車庫は耐え凌ぐ可能性が高いから。それも災害グッズを車庫のドアのすぐ横に設置することで車庫が崩れてもアクセスが容易のはずです。車庫にはキャンプ道具一式(ガスストーブ)寝具なども保管してあるので本棟が崩れ落ちても寝泊まり、食事も確保できます。衣類は古いスキーウエアの上下も入れていて、寒さにも耐えれるようにしています。太陽発電機や充電器などもあります。みな10年前の教訓から準備をしました。かなりの大きさでハードコンテナ2個プラスとなっています。ヘルメットや鉄棒はドアにかけるようになっていて、ドアさえ打ち破れば手にとれるようになっています。

我家の車3台には非常用の水とハイカロリーバーも乗せています。家にいる時に被災するとは限りませんから。

非常食、水など賞味期限を書き上げ定期的に交換するようにしています。

我家はフレイザー川より1kmも離れていない場所にあります。海の干満の影響で水位が変わるほどの位置です。津波警報が出た場合の避難ルートも家族で確認しています。一応高台にはなるし冒頭写真の方にフラッドプレーンと呼ばれる大水の流れ道(高台から見える牧草地全てが住居地としてはいけない地区)もあるので水没する可能性は低い。しかし春の大水の時に避難勧告(準備)が出た事が過去2回ありました。なので予想外の大津波に備えて地理的な知識を持つことも大切だと思います。

10年前からUSGS のサブスクリプションをしています。環太平洋系で起こった地震と津波速報のシステムで契約(無料)をしています。正確な情報を得ることはとても重要です。

災害は忘れた頃にやってきます。是非皆様も万全の準備を。これが我々に出来ることだと思います。


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