走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

MIが役立つ

2023年04月18日 | 仕事

カナダの一般者のがん検診は


子宮頸癌 

乳癌

大腸がん

肺癌

4つ。


対象年齢になると勧める。これに引っかかると次のステップに進む仕組み。で、その時の反応は2通り。早期に発見されて良かったと喜ぶ人と、がんと診断されたから私は死ぬんだ、検査をしなければよかったと嘆き悲しむ人。


私の患者層には後者が多い。そして次のステップに行こうとしない。怖い、死ぬから意味ない、とか、、、、。


いやいやまだ癌と決まった(診断された)わけではありません。


これをわかってもらうのがとても重要。殆どの場合「癌」と言う言葉に惑わされてがんセンターの看護師の説明が全然頭に入っていないケースが殆ど。


そこを砕いて未診断であることを理解してもらい、確定診断進んでもらえるようにサポートするのもプライマリーである私の役目。


例えば大腸がんは便検査が最初のステップ。これで陽性になった人だけが大腸スコープへ進む。66%ぐらいがポリープからの出血が殆どで癌ではない。スコープが確定診断となるのに、どうせ死ぬからやりたくない、避ける。こんなパターン。


このような時にもMIスキル役に立ちます。


医療の主体とは その8 - 走るナースプラクティショナー   ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

医療の主体とは その8 - 走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

シリーズはどんどん長くなるので忘れないように各回のサマリーを書いておきましょう。1日目真の患者中心のケアとは心がけているでは不十分2日目医療職は全知全能でも神でも...

goo blog

 



冒頭写真苺のピクルスってメニューに書いてあって、頼んでみたら本当にピクルス(酢漬け)だった。マスカポーネチーズケーキとピスタチオのペーストと一緒に食べると爽やか。単品は梅干しみたく酸っぱいー。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。