俳句の結果報告

3ヶ月ごとの俳句の振り返り。
結構な数が選ばれた3ヶ月。

まずはラジオ南海放送の一句一遊から

月曜日　「朔旦冬至」Compound event 朔旦冬至
　　　　「蒸鰈」蒸鰈殺傷痕を注視する
水曜日　「煮凝」北側の土間の土鍋で煮凝れる
　　　　「春遅し」カフェに聞くメンデルスゾーン春遅し

金曜へ向かってレベルが上がる仕組み。何と月曜日に二度も読まれてしまった！両方とも兼題に対するお便り紹介にくっついて紹介されたものなので、才能なしではない事を祈るばかり。

朔旦冬至をご存知ですか？

「複数の根元事象の和集合を複合事象 (compound event) という。つまり、Fは、根元事象から生成される最小の完全加法族となっている」これは数学の確率論のイベント(事象)について。宇宙は凄い！それを理解するために使われる数学はもっと凄い！地球の公転と自転と月の公転の周期とによって起こる事象が朔旦冬至という視点で作句。と目をキラキラさせて作ったのに組長にわかってもらえなかった、、いえいえ季節感ゼロだから仕方ない。英語を使っても良いとYoutubeで学んだ事もやってみたかったから。日本語で言ったら複合事象でつまらんかった。とTwitterの方にも載せたものを転記。俳句は奥深い。

次は松山俳句ポスト365

「鮫」人選　鮫の背はしなやかUターン血を嗅いで
「寒海苔」並選　寒海苔を積む手赤しや日本海
　　　　　　　　寒海苔の磯の香充る口の中
「鷹」人選　溺死まで烏抑える鷹の脚
「狐火」並選　狐火や伊邪那美命の念ひかな
「春の夕焼」人選　百の貨車ガタンゴトーン春夕焼

ううう、人選を3回。嬉しいです！！！特に百の貨車は母がカナダへ来た時の思い出を詠んだものなのでなおさら嬉しい。カナダの貨車は長い！母が数えると128両繋がっていたそう。

最後に俳句生活

「ポンセチア」佳作　緋色のマドンナポインセチア
「水鳥」佳作　ケルヴィン波たてる水鳥丸い胸
「風花」佳作　風花や土曜日の午後のケセラセラ

お！3 句ともカタカナが入っている。風花の句はとても気に入っていたけれど佳作止まり。人選への壁は厚し。

いつき組広ブロ俳句部でカナダ支部を名乗りお勉強をさせてもらっています。毎回とても為になる評価をもらい、そのおかげで上達を少し感じれるようになりました。10年20年かけてコツコツ。組長こと夏井いつきを信じて精進して参ります〜