走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

ブレないこと

2019年06月28日 | 仕事
マッサージは看護かどうか、、、ってツイッターで読みました。
私が働く地域ではマッサージ師も看護師や薬剤師や医師と同様、州に登録し、プロレギュレーションを厳守し活動しているプロなので看護師は行わない。

日本はそういうシステムがないのでどうなるんでしょうか?

私が働いている地域ではフットケアナースと言うのがあります。爪を切るなど足のケアは特別な行為として決められたトレーニングを受けなければなりません。ぞの職業は行為に対して個人に支払請求ができるようになっています。看護師の中にはサイドビジネスとして資格を取得する人は多くいます。

私の患者層は貧困者が多いのでこのようなケアを利用する事は出来ません。私と同じ仕事内容の隣の街のNPはフットケアナースの資格を取得し、診療の中に盛り込みました。美加もしたら?と彼女から勧められましたが、私の考えは違うもの。

フットケアは看護師でなくても資格さえあれば出来ること。私は診療をする為に修士教育を受け、それを活かす時間を他の行為に取られては、診療行為が出来るナースプラクティショナーとしての価値が下がる。

自費を払わなければならないものがタダと知れば人は押し寄せる。数人だけでは済まされないサガがある。

では私の患者はフットケアが受けられないのか?!

爪切りを使用せず、ファイルを使用するように勧めます。フットケアナースを受けれなくても、ネイルサロンで爪切りだけを安価でしてくれると場所はいくらでもあります。
糖尿病や下肢の血流不全で足の状態が悪くて、どうしてもフットケアが必要な人には公費を動かす方法があります。

私は自分が何をする為にNPの免許を取ったのかを見失したくない、それだけです。



先週末は秘湯を目指してのオフローディングへ行っていました。この場所は12個も露天風呂があり源泉の湯量が凄くて、リッチな気分でした。

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