走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

勘違いや行き違い

2024年06月10日 | 仕事

前回の続き


勘違い とか 行き違いについて書きたいと思います。


これも以前に書きましたが、会話は「何を話したか」より「どう受け止めたか」の方が重要です。投げた側と受け取った側に相違があるのが当然で。お互いが合致した理解に収まる方が少ない、と思う方が賢明です。何故だと思いますか?


それは個人個人の背景や文化教育や環境に左右されるからです。


日本は単一民族単一言語国家ですから実体験に乏しい方がほとんどだと思います。例えば同じことでも環境の違いで受け取り方の違いは大きくなります。


例えば長期休暇。日本なら仕事を重要視せず個人を優先する人と取られますが、カナダでは仕事をそつなくこなして計画性と実践力を持ち合わせている人と取られます。ワークライフバランスも取れている人とも言えるでしょう。違いが出るのは日本の背景は自分を犠牲にして職場に尽くす社会があり、カナダにはそんな文化がないからです。これは簡単な例。他にも沢山あります。


私が住むカナダは人種のモザイク。宗教の違いも深く影響します。年齢だって、社会経験だって影響します。本当に相手方に理解してもらおうと思う時は、それなりの技術や下準備が必要です。


さあ、これは一対一の会話の話。不特定多数へ発信するメディアを含むSNSはそうはいきません。どこで誰が読むかは完全に予測できず、思わぬ反応を招くことだってあります。メディアやSNSに出るには、そこまで覚悟しておく必要があると思います。以前にも書きましたがインターネットの時代。コンテンツはどんどん一人歩きをしてしまうものですから、止めようがありません。妥協が必要な時だってあります(テレビ側や新聞社側が必ずしもあなたの希望やこだわりを100%受け入れてくれるとも限りませんから)。


ま、何が言いたいかと言うと、SNSやメディアの環境では勘違いなんて起こるのは当たり前で、コンテンツは一人歩きしてしまう。誤解だって生まれます。そんなところまでしっかり知った上での行動を取ることが大切だと思います。そして違う考えや批判も


そう言う考えもあるか?!


と柔軟性というか気楽に考えることができるくらいであって欲しいと思います。


もう一度書きます。「新職種というものは一挙一動監視されている」 新しい道を切り開くというのはそう言うものなんです。


冒頭写真: 主寝室のバスルーム。使い心地の良いバスルームでした。










最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。