生きています。ご心配をかけています。とにかく忙しくて、、、、優先させているのは自分の健康。よってブログは後回しになっています。
不安症とADHDのコンボ率は高い。よって両方の治療をするわけですが、バランスが大切です。症状を混ぜこぜにせず変化を理解していかないと、どっちがどっち?的なことになります。
でもこの彼は、効果があるといえば薬の増量が止まる。効果がないといえば他の薬に変えられる、と思い込みがあり、問診を取るのが難しい。だって大袈裟に言う傾向があるから、、、。経験していることを正直に言ってくれれば良いのに。作り話はすぐバレます。やめましょう。
こんな時に役に立つのがスケール式の質問用紙。同じものを何度も使うことで回復傾向にあるのかどうか掴めます。しかし忘れてはならないのは、その質問以外の患者の困難をかならず聞くこと。あと、主感的なものの物差しは難しい。感覚には個人差が大きく関係しますから。それと目標の差も現れます。
頻回にあることですが、「不安がゼロになる」ことを目標にする患者が多い。不安は人間の感情の一部だからゼロにはならない。不安が日常生活を侵害しない(仕事や学校へ行けない、家族の世話ができないなど)程度になるのがゴールです。その辺りの確認も必ず行わなければなりません。
もう一つ、時間がかかることを理解してもらう。この彼は診察と治療を始めて3ヶ月になります。まだ微調整を行なっています。誰も魔法の杖を持っていない。とてもシンプルなことですが、ここも理解してもらわないと信用を失います。あと少し、二人三脚を続けましょう。