走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

国民もしなければならない事

2020年10月06日 | 仕事
シリーズ3日目。インシデントリポートの意義業務上過失致死の拡大解釈1日目の中にリンクを貼っておいたのはこちらのブログ。医療ミスを減らす為に。この中で書いたのが医療ミスにより死亡か重度の障害を負う確率は14人に1人と言われ、先進国は軒並み同じ率だそうです。驚きますか? 私は初めて知った時とても驚きました。医療者のくせにです。一般人の方は尚更だと思います。さて、「お医者様が言うことは全てです。お任せし . . . 本文を読む

業務上過失致死の拡大解釈

2020年10月05日 | 仕事
昨日の続きこちらのビデオは空中で航空機2機が衝突しそうになった2001年の事故です。死亡者は出ませんでしたが大勢の方が重軽傷を負っています。事故解説の内容は難しいのですが、ビデオの後半に注目してほしい。誤った命令を出した地上管制官二人が起訴された事に対して「人間のミスを完全に防ぐのは不可能で航空機の運航は一人で行なっているのではなく様々な法律、機関システムによって成り立っている為一個人に責任を負わ . . . 本文を読む

インシデントリポートの意義

2020年10月04日 | 仕事
日本の医療界のインシデントリポートについて書きたいと思っていたところ、とても良いビデオを見つけました!このビデオは航空業界の事故について作られたビデオです。事故だけではなく、それに至ったいきさつ、事故後の調査、それを受けてルールやマニュアルがどう変更されたか、などを過剰表現を抜きに淡々と語っています。コンピューターによって作られた音声は好きではありませんが内容はとても良いと私は高評価しています。さ . . . 本文を読む

心因性失声症

2020年10月03日 | 仕事
メンタルヘルスケア系の疾患について語るのはかなりの勇気が必要。それは精神科系疾患に対する根強い偏見があるから。しかし黙っていては偏見は変わりません。そしてその為に適切な治療が受けられず症状が悪化してしまう事もあります。自らの経験を生かして啓蒙的な活動をされている方の紹介をシリーズ化にしようと思います。今回は2回目。日本の方。こちらです。心因性発声障害を経験された中川裕喜さん。ビデオの紹介の欄を拡大 . . . 本文を読む

2021年の日本APN後援会のシンポジウム

2020年10月02日 | 仕事
日本APN後援会のウエブサイトで2021年の開催予定が3月6日のままで開催の心配されている声を聞きます。ただ今オンラインでのシンポジウムとして準備を進めていて、11月からチケット販売を始める予定にしています。安心してください。必ず届けます。日程が決まり次第ウエブは更新する予定になっているので、もうしばらくお待ちくださいね。冒頭写真:最近はまっているローストビーツのサラダ。自然の甘みで旨っʌ . . . 本文を読む