走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

心因性失声症

2020年10月03日 | 仕事
メンタルヘルスケア系の疾患について語るのはかなりの勇気が必要。それは精神科系疾患に対する根強い偏見があるから。しかし黙っていては偏見は変わりません。そしてその為に適切な治療が受けられず症状が悪化してしまう事もあります。自らの経験を生かして啓蒙的な活動をされている方の紹介をシリーズ化にしようと思います。

今回は2回目。日本の方。こちらです
心因性発声障害を経験された中川裕喜さん。ビデオの紹介の欄を拡大するとプロフィールや彼からのメッセージを読むことができます。

コロナ禍になってから本格的にバレエを始めた私。6ヶ月が経ちました。週に5日は同じレッスンを繰り返し、今では中級のクラスについていくこともできるようのなりました。下手の横好き、毎日コツコツすれば50代でもできると言うこと。腰痛は問題なく、体が真っ直ぐになり、O脚も少し改善しているように思えます。

で、柔軟性を上げる為に始めた中川さんのストレッチビデオシリーズ。骨格や筋肉の説明がありとてもわかりやすいいし、柔軟性によるバリエーションも紹介してくれるところも良いし、長すぎず手軽にできるところがお気に入りでした。バレエで温めた体でこのビデオを見ながらストレッチをするのも日課となりました。その効果もメキメキと現れています。

で、ストレッチ中に彼が言う言葉も好きです。
「人と比べることはない、昨日の自分より1ミリ成長することが大事です」良い年してバレエなんて初めて!と言われても私は気にしない。大事なのは自分自身!と励みになります。

で、先日「声に対する沢山のコメントをありがとうございます」って言うのが入っていて、先程のビデオを見つけたわけです。

英語ができないくせに飛び込んだカナダ。英語の苦手意識で石になってしまう時期があったので、彼が言っている「話そうとすればするほど声が出なくなる」が非常によくわかる。嫌な体験を繰り返す事はトラウマとなってしまいます。最近は気にしたって仕方ない、熱意が大事だと公共の場でも大人数の会議でも英語で発言できるようになりました。心臓にもっと太い毛が生えてきたと言うことね。

先のビデオの中には沢山の良いメッセージが入っているのでぜひ見てくださいませ。

それからストレッチのビデオも。現代人の問題を的確に指摘していて、何歳でも取り組むことができる内容ですよ〜

冒頭写真: 最近はまっているもの蟠桃。桃が大好きな私。岡山に住んでいた頃はいくらでも食べていた清水白桃。しかし北米の白桃は全然美味しくない!英語ではドーナッツピーチと呼ばれている蟠桃。これがとても美味しい!


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1 コメント

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映画"The King's Speech"の (舶匝(@online_checker))
2020-10-03 10:53:13
George VIは、地道な訓練の結果、大きなスピーチを成功させた。

観た当時、
地道な訓練の一環として床を転がるシーンに、驚きつつも、訓練の全体像が気になった覚え。

貴重な記事、感謝します。
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