miuと一緒♪

miumiuとママのうふふ日記

秋雑感

2007-10-29 13:38:03 | Weblog
秋が深まって、miuのお散歩も暖かな風のない時間を選んで行くようにしている。
私とmiuが住んでいるこの街は、これからの季節は箱根からの吹きおろしの風が冷たい。

元官房長官だった藤波孝生氏が亡くなった。
リクルート事件で、受託収賄罪で有罪になり、次の総理と言われていたが失脚。
私はこの人の事が少なからず気になっていた。亡くなった父に顔がちょっと似ているから。
娘はこの人がTVに出ると『じぃじに似ているね』と言っていた。

もうすぐ父の命日だ。
蝉時雨がにぎやかな夏の初めに入院して、木の葉が色づいてハラハラと落ちるこの月の末に逝ってしまった。
病名は「骨髄異形成症候群」青島幸男さんと同じ病名だった。
以前の消えてしまったブログで父のことはいろいろ触れているが、極めて自爆的な人生を送った人だった。
人が良くて、オシャレで愛情のポケットをたくさん持っていた。
でも、地方の資産家のぼんぼんにありがちな経済観念が乏しくて、二度も三度も自分の会社を潰した。
ギャンブルをやったり、女性にももてた。母を幾度も泣かした(と思う)
そんな父だったが私とはとても気が合って、私は父が大好きだった。

父の主治医は、偶然にも私の中学時代の同級生の男性だった。
友人という事もあり、父の病状や治療法についてかなり詳しくシビアに話した。
当時も今もこの病気は難病で、まだ治療法も確立していない。
大学病院でも手探りの状態で治療法をいろいろ試していた。
何か新しい治療を始めたり、試したりする時は必ず私に話があった。
その度にいつもいつも走りながら考えて決断してきた。
ゆっくりと立ち止まって考えている時間が父にはなかった。
秋色が濃くなるこの時期になると、あの頃の胸のつぶれる様な悲しみといつも対峙していた自分を思い出す。

パパがキルフェボンでケーキを買って来てくれた。
パパが帰ってくるとmiuはいつも玄関まで迎えに出る。
シッポをブンブン振って喜ぶ。
お土産の袋を見るとブンブンが更に激しくなり喜びを爆発させる。
そして翌日も期待してパパを玄関で『おかえり~♪』
でも何もないと分かるとサッサッとリビングに。
こういうところは結構自分を出す。
☆ごめんなさい。ただ今コメント欄ははずさせて頂いています☆