Mの実験室 -科学教育啓発活動記録-

科学教育啓発活動を展開中! 科学実験・工作教室の活動記録、予定を書き込んだ日誌です。関連話題も掲載しました。

ラオス 9

2009-12-11 | 海外出前実験
成田に早朝7:30到着。
行きの成田空港内でデジカメを落してしまい、タイの空港で購入した。帰国の際、念のためインフォメーションに問い合わせたところ該当品あり。警察に行き無事デジカメが戻ってきて、2台のデジカメとなった。タイで購入したデジカメは二女に譲ることにした(英語バージョン)。旅の前半は、同行の留学生Kさんと話し込み上野駅を乗り過ごす、デジカメを落す、等のトラブルがあったものの、後半は青年海外協力隊の方々と知り合い大学、小学校と予定外の訪問が出来た。

ラオスの首都ビエンチャン、そこから飛行機で1時間のパクセ市で科学工作教室を行った。ラオスはタイ、ベトナムに挟まれており、タイ、ベトナムの田舎と言った具合である。海外青年協力隊員の方々と知り合い、当初予定の中学校出前工作教室に加え、小学校、教員養成大学への訪問も出来た。
この国の発展のためには、基礎学力向上が最も重要だと痛感しました。看護師さんが血圧計を正しく読めない、大学生が講義内容を全く理解出来ていない等の話を聞き、中学校で万華鏡の正三角形の角度を聞いたところ、出てきた答が30度、45度、90度・・・ 数学の先生までもが、90度÷3=30度との答えに唖然としました。教科書は1人1冊では無く。2~3人に1冊を貸し出す方式で、宿題など全くありません。市場には教科書が売っているのですが、買わないのだそうです。中学校へ自転車、バイクで乗り付けてくる生徒も多数います。運転免許は15歳からなので、無免許運転者も多数ですが先生方は黙認だそうです。携帯電話あり、テレビあり、しかし、教科書は買わない!由々しき事態だと思うのだが・・・

今回の出張は、ラオスからの留学生Kさんの優秀な案内・通訳・秘書のお陰で可能となったものである。また、青年海外協力隊員の方々のお陰で、更なる充実した出張となった。

追記)
自宅に戻った翌日から、お腹の調子が悪くなった。下痢気味で、腹痛あり。1日寝込んでしまったが、土・日曜日で回復。月曜からの出勤に間に合った。東南アジアの旅では、度々このような事がある。

青年海外協力隊員の皆様の苦労話をお聞きし、以下のことを思い出した。阪神大震災後に神戸大の地震学者を訪問した際に、私は「化学実験室のマニュアルを作成したいが、何かアドバイスは無いか?」と尋ねた。マニュアルなど意味が無い、周りの人を1人でも2人でも助けることが重要だと言われた。


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2 コメント

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ありがとうございました。 (三上)
2009-12-26 16:50:09
こんにちは、パクセーの三上です。
その後、体調はいかがでしょうか?

先日は科学工作教室を開催していただき、ありがとうございました。
生徒たちも先生たちも喜んでいました。

Kさんにもよろしくお伝えください。
それでは。
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コメントありがとうございました ()
2009-12-27 20:58:10
コメント戴きありがとうございました。
このブログは自分自身のために開設したもので、積極的にはPRしていないためコメントは少ないです。ネットサーフィンでの閲覧者のほうが多いかも。
三上さんのお陰で科学工作教室も予定通り進めることが出来ました。大学、小学校それにタラートまで案内戴き感謝です。
帰国後1日寝込みましたが、その後体調は万全です。

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