Mの実験室 -科学教育啓発活動記録-

科学教育啓発活動を展開中! 科学実験・工作教室の活動記録、予定を書き込んだ日誌です。関連話題も掲載しました。

カンボジアでの万華鏡教室のその後

2012-07-12 | 万華鏡工作教室

カンボジアでの万華鏡工作教室でお世話になった青年海外協力隊の方から嬉しいメールが届いた。
彼は州の教育青年・スポーツ局に配属になり、11月上旬までの予定で市内の中学校の理科教員に対する授業作りのお手伝いをしているそうである。元配属先だった同州中学校教員養成校にも週に数回は科学クラブで訪れており、 科学クラブの学生達に万華鏡を見せているとのこと。「卒業制作で是非、この万華鏡を作ってみたい」という学生からのコメントが来るほど、人気な実験道具となってる。自分達で道具を集めて作ってしまったので、感心したとのメールでした。http://asamizu.fruitblog.net/4fe0ab3cac0fe.html
フタつきの試験管の代わりにメスシリンダーを使い、口の部分にビニールを被せて輪ゴムで止める。
グリセリンの代わりに糊。覗き穴に空き缶。筒は厚紙を重ねて丸める。
学生達が自分達で創意工夫したのには驚いた、もう少し高品質な物を作らせたいとメールに記してありました。

私が夢みていた、MANGEKYOの普及の第1歩ではないか!感激です。
万華鏡は実験室にただ置いておくだけでも、学生達が何度も見て楽しむ人気アイテム。
それを見よう見まねで真似て作る。理想的な展開に感動です。
本物志向の手づくり万華鏡の力と思う。
本格的過ぎる。現地調達可能な材料での工作でないと、との批判もありましたが、今回だけの本物志向に拘ってきたことが実を結んだようで本当に嬉しかったです。


音響振動工学センター施設見学

2012-07-04 | お知らせ、報告、日記

音響振動工学センター施設見学の案内を行った。
知人からの前々からの依頼で、当日は有志7名の参加であった。

音や振動は、人間の感覚において非常に重要なものであり、人間の社会生活と密接な関係にある。そして、これらの音や振動は大別して、人間に役に立つもの(意味のある音)と人間の害になるもの(騒音)に分類される。音響振動工学センターの意義は、音響及び振動工学に関する総合技術の研究と開発を目的として設立された共同の教育実験施設である。また、本センターは学内で広く活用するほか、外部の機関、産業界にも開放して産学共同の実を上げるとともに、音の面白さを体験できるような施設見学もできる。


概要説明


残響室1


残響室2


遮音、吸音材をドア部に装着し測定する


無響室


無響室

 
くさび型のグラスウール、この部屋に1200個使用

 
無響室


研究紹介
スピーカアレイを用いた近接音場における仮想音場空間知覚に関する研究

ヘッドホン装着時、どんな受聴者に対しても頭外音像定位が可能な研究