Mの実験室 -科学教育啓発活動記録-

科学教育啓発活動を展開中! 科学実験・工作教室の活動記録、予定を書き込んだ日誌です。関連話題も掲載しました。

科学教育活動10年を振り返って

2006-12-31 | お知らせ、報告、日記
小・中・高・大における工学教育教材の開発とその10年間に渡る活動

 日本化学会(教育会員)、科学教育研究協議会、高分子学会、日本万華鏡倶楽部、サイエンスEネット及び新理科教育メーリングリストに所属し、小・中・高・大における魅力ある工学教育教材を開発しそれを用いた活動を10年間に渡って行ってきた。平成18年11月8日、マヒドン大学(タイ・バンコク市)理学部化学科修士・博士課程35名の参加者で開催された特別セミナー(配向高分子の複屈折を利用した万華鏡)(3)は、偏光フィルムにより“高分子の配向”を可視化することで難解な“高分子の高次構造”を解り易く説明しようとするものであり、「高分子と万華鏡」をテーマにした斬新な試みである。また、「科学史を活用した新しい“手づくり乾電池教室”指導法の開発」(4)等様々な教材開発を行ってきている。これは、これまでの小中高校生を対象に実施してきた、以下のような草の根的な科学知識普及啓蒙活動が基礎となっている。
 平成9年(1997)9月より、地域貢献事業としての理科実験体験講座(化学のおもちゃ箱)(1)を毎年開催しているが、今年度第10回目を迎えた(5)。この事業は、地元新潟県では先駆的な取り組みであり高い関心を集め毎回400~500名の来場者がある。また、青少年のための科学の祭典・新潟県大会6)、ジュニアサイエンスアカデミー(7)への出展も行った。一方、地域においても小学校のスクールボランティアとしてサイエンスクラブの指導(8)、小中学校、PTA、子ども会および公民館等への出前実験・工作教室を精力的に行ってきた(延べ開催数:53回)。今年度新潟県内の理系の大学や短大の教員が集まり「子供たちを理科好きにする会」(9)が発足して小学校への出前授業も始まった(今年度4回開催の予定)。また、高大連携事業による高校生向け化学実験講座(銅板のニッケルめっき)(10)、ポリマーの不思議な世界(11)の実験の部を担当した。これらの教材開発費、活動費は日本学術振興会科学研究費補助金(12)、外部資金(13-18)および学長裁量経費(19)を得て行っている。また、科学教育の活動範囲は国内のみならず海外(中国(20)、ベトナム(2)、タイ(3)、メキシコ(21)で実施)まで広がり、国際交流の立場からの関心も示されるようになった。以上の活動は、小中学生には理科への興味・関心を喚起することを目的にした「簡単・ビックリ面白実験」をコンセプトに、高校生向けでは教科教育との関連性を考慮し、各年代に応じた指導法を工夫している。これらの研究成果は各種研究会で発表(22)、ML・ブログ(23)等のwebを通じて全国に発信している。加えて、各種人材バンクへの登録、各種助成金を利用した科学知識普及啓蒙活動のための人材ネットワークづくり、地域の科学技術振興によるまちづくりにも貢献したいと考えている。
※(  )の数字は、以下の参考資料番号に対応する。

参考資料リスト
A.論文
1.「理科実験体験講座“化学のおもちゃ箱”開催報告」
  平成17年度実験・実習技術研究会報告集,345-350(2006)
2.海外出前実験「ベトナム・タインホア市ディエンビエン小・中学校を訪ねて」
  科教協ニュース(科学教育研究協議会),571, 14-15(2006)

B. その他の資料
3.海外出前実験/タイ 平成18年11月8日
  「配向高分子の複屈折を利用した万華鏡」
  会場/マヒドン大学(タイ・バンコク市)
4.日本学術振興会科学研究費補助金(奨励研究)研究計画調書
  平成19年度:「科学史を活用した“手づくり乾電池教室”指導法の開発と実践」
5.第10回化学のおもちゃ箱(2006) 平成18年9月30日(土)-10月1日(日)
  ポスター:「化学のおもちゃ箱(理科実験体験講座)10年の歩み」
6.青少年のための科学の祭典 新潟県大会
  平成18年11月25-26日
7.第9回ジュニアサイエンスアカデミー
  平成18年8月19-20日
8.見附市立名木野小学校スクールボランティア
  わくわくサイエンスクラブ活動計画書
9.子供たちを理科好きにする会(平成18年9月1日発足)
  案内書、講師派遣依頼書 他
10.高大連携事業(高校生対象講座:新津高等学校)平成18年10月28日
11.ポリマーの不思議な世界 -つくってみよう・ふれてみよう-(公開講義・体験実験)
  主催/高分子学会 共催/長岡技術科学大学
  平成14年9月21日(土)10:00~16:00
12.日本学術振興会科学研究費補助金(奨励研究)交付申請書・報告書
  平成17年度:「環境教育を志向したストーリー性のある小中学生向け化学教材の開発」
  平成16年度:「小中学生のための科学教育用教材キット“オイル入り万華鏡”の開発とその実践的研究」
  平成14年度:「小中学生のための化学実験教材の作製とその実践的研究-学校週五日制に向けて-」
13.日産科学振興財団(理科・環境教育助成)成果報告書
  平成16年度:「科学教育用教材キット“オイル万華鏡”の開発」
14.佐々木環境技術振興財団(科学技術知識普及事業報告書)
  平成13年度:「小学生のための環境教育講座」
  平成12年度:「小中学生のための環境教育講座-廃プラスチックの面白科学遊び-」
15.内田エネルギー科学技術振興財団(科学技術知識普及事業費成果報告書)
  平成18年度:「小・中学生のためのサイエンス教室」(申請書)
  平成17年度:「小中学生のための科学工作教室」
  平成16年度:「科学実験教室-本物の乾電池を作ろう!-」
  平成15年度:「科学工作教室-オイル入り万華鏡を作ろう-」
  平成14年度:「小学生のためのエネルギー教室-炭で電池を作って遊ぼう-」
16.エヌ・エス知覚科学振興会(科学技術知識普及事業費助成報告書)
  平成18年度:「ロボット工作教室2006」(申請書)
  平成17年度:「ロボット工作教室2005」
17.科学技術振興機構 地域科学技術理解増進人材の活動推進・人材育成事業
  (理科大好きボランティア活動支援)実施計画書・報告書
  平成18年度:「立方体万華鏡を作ろう!」
  平成18年度:「オイル万華鏡を作ろう!~光と鏡が作り出す無限の世界~」(2回実施)
  平成17年度:「科学工作教室:-オイル万華鏡を作ろう!-」
  平成16年度:「ものづくり教室:-オイル万華鏡を作ろう!-」
18.国立青少年教育振興機構子どもゆめ基金(計画調書)
  平成18年度:「感動体験塾2006-ロボットを作ろう!-」 
19.学長裁量経費(分類(B)基礎的研究・萌芽的研究の推進)研究計画調書
  平成18年度:「科学教育用教材キット“高分子の配向を偏光フィルムで見る新しい万華鏡”の開発」
20.海外出前実験/中国 平成17年7月20日
  「万華鏡手づくり教室: オイル万華鏡を作ろう!」
  会場/華東理工大学(中国・上海市) 
21.海外出前実験/メキシコ 平成18年12月8日
  「オイル万華鏡を作ろう! -科学を通じた日本文化紹介-」
  「偏光フィルムで作る万華鏡 -科学を通じた日本文化紹介-」 2回実施
  会場/グアナファト大学(メキシコ・グアナファト市)
22.第5回科学教育ボランティア研究大会(科学作品展に出品)
  平成17年12月17-18日
23.ブログ: 宮の実験室-科学の万華鏡-(科学教育活動の記録)
  http://blog.goo.ne.jp/miya-kaleidoscope

【主な活動歴】
平成09年09月 理科実験体験講座「化学のおもちゃ箱」第1回を開催する。以後毎年開催で、今年度第10回目を迎えた。
平成12年04月 見附市立名木野小学校スクールボランティアに登録し、サイエンスクラブの指導を行う。
平成12年04月 外部資金を得て、近隣の小・中学校への出前実験教室を本格的に展開する。
          (佐々木環境技術振興財団、内田エネルギー科学技術振興財団、エヌ・エス知覚科学振興会、
           科学技術振興機構・理科大好きボランティア活動支援、国立青少年教育振興機構・子どもゆめ基金、
           日本学術振興会・科学研究費補助金)
平成16年10月 「理科大好きボランティア活動支援」を受けての活動を開始する。
平成16年10月 財団法人日産科学振興財団 理科教育助成の交付を受ける。
          (科学教育用教材キット“オイル万華鏡”の開発)
平成17年07月 初めての海外出前実験教室を開催する。(中国・上海市)
平成17年12月 第5回科学教育ボランティア研究大会「科学作品展」に出品する。
平成17年12月 ベトナム・タインホア市ディエンビエン市の小・中学校で出前授業を行う。
          (主催/日本ベトナム友好協会大阪府連合会)
平成18年04月 学長裁量経費の採択を受ける。
          「科学教育用教材キット“高分子の配向を偏光フィルムで見る新しい万華鏡”の開発」
平成18年09月 「子供たちを理科好きにする会」が発足し、小学校への出前授業を開始する。
平成18年10月 理科実験体験講座「化学のおもちゃ箱」第10回を開催する。(開学30周年記念大会)
平成18年11月 大学院生を対象にした海外出前実験教室をタイ・マヒドン大学で行う。
平成18年12月 4回目となる海外出前実験教室を、メキシコ・グアナファト大学で行う。
平成19年01月 科学教育活動の記録・普及を目的にブログ(宮の実験室)を開設する。

(化学のおもちゃ箱の開催が10回目となる。その後出前実験を始め、様々な展開があったが継続している。この節目の年に、これまでの活動を本文1200字程度でまとめるよう宿題がでた。その時の文章を改訂し掲載した。)

科学教育活動あれこれ(今年度を振り返る)

2006-12-24 | お知らせ、報告、日記
科学教育活動あれこれ

■またまた万華鏡 -魅せられて6年-
 5年前に小学校の科学クラブで銀鏡反応による鏡作りを行ったのが始まりで、その後様々な万華鏡があることを知りました。オイル万華鏡工作を小・中学生対象に実施してきましたが、その後様々な展開がありPTA、子ども会、公民館からも声が掛かり大人向けでも行うことになりました。しかし、私としては科学教育としての万華鏡のつもりで、科学教育教材としての万華鏡にこだわりました。今年度、学長裁量経費(科学教育用教材キット「高分子の配向を偏光フィルムで見る新しい万華鏡」の開発)を頂戴することが出来、昨年に引き続き海外出前実験を2回実施することが出来ました。
◎マヒドン大学(タイ・バンコク市)/2006.11.8 (修士・博士課程35名)
 1時間の講義と1.5時間の工作、合計2.5時間のセミナーとして実施しまた。講義は同行戴いた河原成元先生から英語により行って頂きました。「高分子と万華鏡」のお話に加えてセレンディピティー(偶然を捉えて素晴らしい発明や発見をする能力)の重要性についても述べて戴きました。遊び心一杯のセミナーだったため好評を得ました。詳しくは次頁のレジュメを参照下さい。このレジュメ原稿作成にあたっては竹下宏樹先生よりご指導戴きました。この場をお借りし、感謝申し上げます。大学院生対象に行うのは始めてでしたが、小学生対象の工作教室と同様の笑顔となっていたのがとても印象的でした。タイの大学は女子が多く、この大学での女性の割合は学生、教員とも9割程度だそうです。他の学部でも同程度。医学部では男性の割合が多いそうですが、5割以上は女性だと言います。この事実に驚きでした。
◎グアナファト大学(メキシコ・グアナファト市)/2006.12.8
 右下のポスター参照下さい。スペイン語ですが、雰囲気はつかめると思います。
■化学のおもちゃ箱(理科実験体験講座)/2006.9.30-10.1
 大学祭に併せて開催の本講座も第10回目を迎えました。これまでの歩みをポスターにしました。別掲をご参照下さい。
■おもしろ理科実験(出前授業)
 新潟県内の自然科学系の大学教員が集まって「子供たちを理科好きにする会(仮称)」を立ち上げ、出前授業を実施することになりました。私も長岡市内の4小学校へ出前することになりました。実施テーマは、化学発光、銅板へのニッケルめっき、マイクロカプセルの作製。
■科学教育研究協議会関東ブロック新潟大会が長岡市で開催され出席しました。06.11.18-19 http://kmiyauti.cocolog-nifty.com/kagaku331/2006/11/post_2171.html
■青少年のための科学の祭典 新潟県大会/2006.11.25-26
 大学広報誌(VOS)に寄稿した記事を大学HPで読めますのでご覧下さい。2007.1末

科学研究費補助金申請

2006-12-19 | お知らせ、報告、日記
平成19年度科学研究費補助金(奨励研究)の申請書を作成し提出しました。
研究課題名: 科学史を活用した「手づくり乾電池教室」指導法の開発と実践
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奨励研究は、小学校・中学校・高等学校・中等教育学校・盲学校・聾学校・養護学校・幼稚園・専修学校の教員、教育委員会の所管に属する教育・研究機関の職員、企業の職員又はこれら以外の者で科学研究を行っている者(ただし、学生(大学院生を含む。)・生徒及び大学等の研究機関の常勤の研究者等を除く。)が 1人で行う研究で、大学等の研究機関で行われないような教育的・社会的意義を有する研究(商品・役務の開発・販売等を直接の目的とする研究(市場動向調査を含む。)及び業として行う受託研究を除く。)を助成し、奨励することを目的としています。
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詳しくは、下記HPL参照
独立行政法人日本学術振興会科学研究費補助金(奨励研究)
※これまで、何人かの小・中学校の先生方にお勧めしましたが反応はいまひとつ。昨年中学校の先生が申請してくれました。先月、小学校の先生にも紹介しましたが、かなり意欲的でした。頑張る先生を応援したいので、お問合せ下さい。

採択課題等を下記HPで調べることが出来ます。
科学研究費補助金採択課題・成果概要データベース

万華鏡教室/越路町商工会館

2006-12-16 | 万華鏡工作教室

科学工作教室「立方体万華鏡を作ろう!」
      ~四方上下を鏡で囲まれた不思議な世界~
開催日時: 平成18年12月16日(土)13:00~16:00
開催場所: 越路町商工会館1F研修室
参 加 者: 43人(未就学児3人、小学生24人、中学生3人、保護者13人)
※本事業は、理科大好きボランティア支援の助成を受けて実施されました。

6面が鏡で囲まれた「鏡の部屋」を疑似体験できる、ちょっと不思議な万華鏡。鏡の反射が作り出す魅力に触れて、サイエンスとアートの融合を実感してもらいました。
アンケート結果: 「難しかったが面白かった」という反応が多く見られた。

(この立方体万華鏡はヤマザキミノリ様の発案です。http://cumos.jp/ )


メキシコ出張報告

2006-12-13 | 海外出前実験
用務先: グアナファト大学
用 務: 科学工作教室の実施及び科学教育普及啓蒙活動に関する調査のため
期 間: 平成18年12月7日~平成18年12月13日
旅 費: 300,140
備 考: 経由地で宿泊(12/11 アメリカ、シカゴ)

1.科学工作教室の開催/科学を通じ日本文化の紹介をテーマに万華鏡工作教室を3教室実施した。大人向け「オイル万華鏡」、子ども向け「偏光フィルム万華鏡」。参加者数:大人向け35名、子ども向け23名+21名計44名、スタッフ8名(日本語学科のTA)。日本文化への関心は高く、質問は20分以上に及び大盛況であった。
2.科学教育普及啓蒙活動に関する調査/上記の教室に当地の教育委員会が高い関心を示された経緯をお聞きした。メキシコにおける科学教育活動は普及しておらず今後の課題である。今回の科学教育普及啓蒙活動は、このような観点からも意義深いものとなった。

海外出前実験/メキシコ No.3

2006-12-08 | 海外出前実験
偏光フィルムと紙コップでで作る万華鏡(第2回)

日 時: 平成18年(2006)12月8日(金)18:00~18:45
場 所: グアナファト大学(メキシコ・グアナファト市)
参加者: 子ども達21名


キラキラテープの貼り方が素敵だった!


記念撮影を申し込まれたので便乗。この地は標高2000m、夜は冷え込む。



海外出前実験/メキシコ No.1

2006-12-08 | 海外出前実験
オイル万華鏡工作教室

日 時: 平成18年(2006)12月8日(金)
場 所: グアナファト大学(メキシコ・グアナファト市)
参加者: 日本語学科の学生+一般:35名、TA:8名

 学長裁量経費により、海外出前実験を開催。本学と学術交流協定を結ぶグアナファト大学で一般向け教室1回、子ども向け2回を実施する。本学材料開発工学課程4学年の学生2名が実務訓練でこの大学でお世話になっている。彼らが教室開催の実行委員を務めてくれた。主催はグアナファト大学日本語学科である。このグアナファト大学スペイン語学科に留学中の長崎外語大学の女子学生がティーチングアシスタントで協力してもらった。
 教室への参加者は、万華鏡工作経験者も多く皆大変熱心であり、質問は20分にも及んだ。世界の万華鏡をコレクションしていると言う参加者から、メキシコの万華鏡をプレゼントされた。記念品もプレゼントされた(写真の肩から下げている絨毯?)。教室終了後の拍手は、これまでで最も大きく聞えた。

主な質問)
Q.鏡5枚以上では、どのような映像となるのか?(鏡4枚までは説明した)
Q.万華鏡は、他の分野にどのように役立つか?
Q.鏡の入手法

万華鏡教室/メキシコ 出発の日

2006-12-07 | 海外出前実験


 飛行機に乗る度に思うことがある。機内食が実にうまくコンパクトに収納されているキャリーを感心してみている。座席から直ぐ目の前にこのキャリーが見えたので撮影した。こんな風に実験道具を収納した出前実験箱が作れたら良いなー。移動実験車があったらさらに良いなーと思う。アメリカにはあると聞いたことがある。科学館建設より予算は少なくすむ。小学校の理科室の整備は十分で無く使用頻度も多くない。この実験車は、重宝するのでは?団塊の世代が定年を迎える2007年、人の手当は出来そうだ。この実験室車を使った出前実験を夢見た。

移動科学実験車リカレンジャー (2007.1.10追記)
文部科学省の科学研究費補助金にて、平成16年度から3ヶ年間で約1千万円の補助金が認められた”移動科学実験車による総合学習支援活動”で使われている4トン・トラックの愛称です。

 自宅からグアナファトのホテルまで30時間を要した。実に遠い国である。日本からの直行便は無く、シカゴ乗換えだ。シカゴでの乗換え時間は6時間。アメリカ入国審査では、指紋スキャン、顔写真撮影があった。初めての経験、爆弾テロ対策の為に厳しい検査が実施されている。靴を脱いでのX線検査も初めてだった。シカゴ空港は「世界一忙しい空港」通り大空港であり、乗換え時間を利用して見学した。建物の外へも出てみたが、外気温は-15℃と極寒で数分で戻ってしまった。
 ファーストフードでチキンハンバーグを食べたが、大きいサイズにびっくり。米国人は皆太るはずだ。空港で働いている人を見ていると、大きい人が多い。アメリカ映画で見た世界だ。空港内で警備員による捕物に出会わせた。体格の良い警備員が全体重で被疑者?を床に伏せている。被疑者は全く身動きできない。他の警備員も多数集まった。しばらくして、被疑者は手を後ろに連行されて行った。緊張が走った。これを見て、警備員は体格の良い人を採用しているのではと思った。実に大きな人ばかりである。






メキシコに材料届かず5

2006-12-06 | 海外出前実験
明日メキシコへ出発のためあきらめて材料の荷造りを開始したところ、無事到着のメールがあった。メキシコの受取人から郵便局へ問合せ中だった。本局まで取りに行かれ関税15%(¥15,000)を支払ったと言う。損害保障金額として10万円の保険を掛けた、この10万円に関税が適用されたのである。関税については良くわからないが、難儀を掛けてしまった。なにはともあれ、大荷物を持参せずに良くなった。大型スーツケースから小型のバッグに変更だ、良かった。