サイエンスEネットのMLで標記見学会の案内を知り参加する機会を得た。このMLに参加した経緯は以下の通りである。平成17年12月3日開催の「
理科大好きボランティア入門講座」に参加した。講師としてサイエンスEネット代表の方がおられて、講座終了後に
第53回例会に参加させて戴き、ご厚意によりメーリングリストの配信を受けている。サイエンスEネットは、2007年5月1日にNPO法人を取得し活動している。
貸し切りバスで東京理科大学を朝出発の本隊と、12:40に原発のサービスホール隣のビジターセンターで合流した。地元新潟県からの参加者は私一人で、参加者は17名であった。
時間が限られているため概要説明は簡単に済ませ早速現場へ直行である。始めに作業着、防寒着、ヘルメットに着替え、IDカードを渡された。バスで移動であるが、高速道インターチェンジ同様のゲートによる入構車両のチェック、空港で実施同様のX線検査、管理区域へは靴・靴下を履き替えての入場、二重ドアによる関所がいくつも・・・ 厳重な警備、安全対策に関心しました。国際エネルギー機関(IEA)の監視カメラ、運転再開のためビニールシートで覆う作業が目に付いた。
原発敷地内には5000余名の方が働いている。東京電力の社員は千数百名、他は関連会社または下請会社である。雇用の点では、地元への貢献度は大きい。
ほぼ毎日見学者があり、週末には一般の方々の見学を受け入れている。地震以後、積極的に見学者を受け入れ安全をアピールしているようである。原子炉運転中は見られない個所も、見学させて戴く事が出来て貴重な経験となった。
今回参加の機会を得たのも、人的ネットワークおよびメーリングリストのお陰であり、改めてインターネットの情報力を実感している。
追伸)
カメラの持ち込み禁止であったが、デジカメ2台のみ貸出があった。写真は後日送付戴けることになっている。このブログにアップしたい。
<案内文>
東京電力・柏崎刈羽原子力発電所見学会 -中越沖地震による被災の現状を知る-
開催のご案内
1.目的:
今年7月に起きた新潟県中越沖地震の影響により被害を受けた東京電力(株)柏崎刈羽原子力発電所では、現在、被害状況の調査および復旧作業を行っています。
実際にその状況を見学していただくことにより、地震による影響と現在の発電所の状況を把握し、今後の授業等のご参考にしていただければと存じます。
2.対象:
サイエンスEネットMLに参加しているみなさん
3.期日:
平成19年12月19日(水)
4.行程:日帰り(往復、貸切バス)
08:00 東京理科大学前集合(途中、2回程度休憩)
12:30~15:30 柏崎刈羽原子力発電所見学(3時間)
20:00 東京理科大学で解散(途中、2回程度休憩)
5.見学内容:(予定)
①発電所敷地内の被害状況(路面等の陥没状況、3号機所内変圧器火災現場、非常用ディーゼル発電用軽油タンク付近など)
②原子炉建屋内(中央操作室など)
6.主催:
(財)日本原子力文化振興財団 当財団は原子力平和利用に関する知識の普及活動を行っています。
7.参加費:
無料 *集合・解散場所までの交通費は各自ご負担
*昼食は各自ご持参(見学時間を確保するため、移動の車中にて召し上がっていただきます)
8.定員:
20名程度