高分子材料工学研究室
狙いどおりに作り、狙いどおりか確かめるポリマーの最前線
日時: 2008年7月27日(日)
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大学院生による説明
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偏光フィルムを通してポリマーを観る
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偏光顕微鏡によるポリマーの球晶観察
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高分子合成実験にガラス細工が必要不可欠
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蒸留実験中(演示)
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ゴムを熱すると、「伸びる?、縮む?」
今週末開催の「シャボン玉教室」の準備を行った。
レシピ公開
A液/ジャンボシャボン玉液(加えた順番)
1.蒸留水 7040g(ml)
2.グリセリン 375ml
3.PVAせんたくのり(10%、ゴーセノール)5本(3,750ml)
4.チャーミー「泡のチカラ」(40%) 875ml
合計 約12L
洗剤(40%)1:PVAのり(10%)4.3:グリセリン0.43:蒸留水8.0 (体積比)
※合成洗剤は、これまでパワープラス「ジョイ」が良かったが新製品から泡の出来が悪くなった。「泡のチカラ」は、2007年新発売。合成洗剤はシャボン玉を作るのが目的では無いため、その時の洗剤選びが重要。また、界面活性剤の濃度も確認する必要がある。今回のレシピは、前回実施(2種類の濃度を試した)を参考に、濃度が42%から40%に変わったことを考慮して決めた。
※シャボン液は、寝かす必要がある。調整後、円形の輪を使ってシャボン玉の出来方を時間経過とともに確認した。最低2時間程度必要であった。2時間でようやく伸びのあるシャボン玉液となり、4時間半経過でようやく人が入れるシャボン玉液であるとの見通しがたった。
フラフープ液槽・・・(人が入るシャボン玉、4L)
たらいに入れる・・・(針金ハンガーなどで自由に遊ぶ、5L)
弾むシャボン玉・・・紙コップ 50ml×10個=0.5L
シャボン液調整に必要なもの
穴あきおたまで泡立てずにかき混ぜる
1時間半経過でこんな具合である
4時間経過で、このような伸びのあるシャボン玉液となった
※注意)
引き上げる速度が重要。慎重にゆっくりは良くない。ある程度の速さが必要。
本番でもこの速度は大事です。難しくはありません。
試してみると、意外と簡単に適切な速度がみつかります。
B液/表面張力実験用液(現場で調整する)
洗剤1:水8(体積比) 約6L調整予定(洗剤700ml:蒸留水5.6L)
トレー 1L×3枚
ポリ製ジョッキ 1.5L×2個
立方体の枠でシャボン玉の膜を張ると・・・