1.築地国立がんセンター中央病院での医療相談を予約
11月2日、同センターの相談外来に電話して「相談外来日の予約」を入れた。8日以降であれば予約は可能だとのことなので予約日を11月8日にした。
今日では常識になっているのか、別の医師に「第2の意見」を求めるこの「カンドオピニオンの申込み」もかなり混んでいることをこの時初めて知った。
電話予約の際、「がん相談外来」時に持参を要するものは、・保険証及び診療情報提供書(紹介状)の他、画像検査結果(CD.DVD等)、病理診断書等であること。なお、相談外来料金は27,000円でこの料金は保険対象外であるとのことだった。
2.国立病院に対する変な嫌悪感の払拭
がん専門の病院に世話になることなど思ってもいなかった。これも何かの因縁だろう・・そんな思いで、国立がんセンター中央病院の「相談外来」を受けたのは11月8日午後2時過ぎのことだった。
同院は、都内中央区築地・中央卸市場通りの北側に位置し、自宅から同院迄は、JR京葉線と地下鉄日比谷線を乗継いで約50分の位置関係である。名の通りのセンター病院であるだけに規模・内容面では多分国内Topクラスなのだろう。
18階建て、578床、医師数約180人、1日約1300人程の通院外来者、年間約5400件の外科手術、手術事故皆無の「がんの総合病院」であるとのことだ。
しかし、当方には同院を治療先に選ぶに当り、ひとつ懸念していたことがあった。それは、過去に当方が、2~3の国立病院に入院中の知友人を何回か見舞った時に特に感じていた「国立病院は冷たくて愛想が良くない。」という嫌悪感であった。
だが、そんな懸念は、総合受付での第一印象で瞬時に変わった。民間病院以上に、親切・丁寧ではないかと実感した。
この感触は、その後の外来相談窓口及び外来担当係のナースとの事務的な会話の間も同じだった。それに加えて当日外来相談だったN医師(後に当方の手術を担当された消化器内視鏡科の医師)の当方と同席の妻に対する接し方・話し方・患者思いのアドバイス等を聞き知って、当方の古い誤解・感覚は完全に払拭された。
今まで経験したどの病院よりも「親切・丁寧で患者目線での対応」が行き届いていると実感したからである。
外来相談室に入って直ぐ、同伴の妻も「この病院の皆さんは、確かに愛想がいいし、親切だ・・」と感じたようだ。同院に対する当方達のこの好感触・信頼感・安心感は、今も全く変わってはいない。
3. 患者目線での丁寧な説明受け
同院外来相談室で消化器内視鏡担当科のN医師から●簡単な自己紹介●外来相談の目的、内容、通常の診断との違い、●当院で受診・治療する場合の手順等についての説明があった。
その後、●前病院作成の画像検査結果について画面上で詳しいコメントと手書きによる図解説明を受けた。その内容は、●画像から観た患部の程度・当方の症状と今後の治療方法●似た症例の手術例●検査・入院治療を当院で受ける場合の予定等多々あった。最後に質問懇談の機会もあり、外来相談の時間は約1時間余に及んだ。
諸説明を受け当方はすべて了解・納得出来たので、同院で検査・治療を改めて受けたい旨申し出た。終始懇切な説明をして呉れたN医師から、懇談の最後に、同医師が当方の手術担当医となると告げられ妻共々「ならばなお安心だ」と思った。
4.患部の画像と図解説明の一部
前病院での胃カメラ検査画像の枚数は約50もあった。以下の画像はその一部である。細部説明は割愛する。問題の患部は赤く血が滲んだように映っている部分である。その大きさは15㎜大位だとのことだった。この画像CDは再検査後、記念資料として当方に返却され手元で保管している。
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