miyabuの雑記帳

ボケ老人の無責任なお話

神田知事・奥村副議長、江蘇省訪問

2010-07-29 | Weblog
経済分野の、交流強化にかかわる、合意文書締結と、江蘇省と愛知県の友好提携30周年記念式典出席のため、神田知事、奥村県議副議長代表団が、3日間の予定で江蘇省を訪問しました。

この江南地方には、100社以上の県内企業が進出しており、進出企業の支援、知的財産保護、環境協力などの分野で、合意文書の締結をしました。中国・長江の河口に広がった江南地区は、古代呉の時代から、稲作の中心地であり、蘇州からニンポー(寧波)にかけて、東南アジア貿易の中心地でした。

わが江南市は、この江南地区の名前を頂いたもので、5世紀から6世紀にかけて、この地区から日本に流れ込んだ文化は、稲作、仏教、文字、銅鉄、絹織物、など日本文化の基礎を作りました。特に寧波では、紀元前1500年頃の丸木船が発掘されるなど、3500年前から海洋民族の、往来が盛んだったことを物語っています。この海洋民族が、日本人の原始ではないかと想像されます。

中国では、イスラム族を回族(ホウ族)と言いますが、寧波にはマホメットが生存中に既に一万名におよぶ、回族が寺院を建造しており、円形ドームは300年前に崩壊したようですが、本体は現存して使用されているようです。この回族は、絹を世界に広めたユダヤ人ではないかと、愚考しています。呉服は、呉の時代に日本に渡って来た絹織物です。今回は、友好30年記念式典ですが、江南地区と、日本との友好は3000年の歴史があります。