今頃の季節、里山の近辺では、写真のような、黄金色の、木群れが目に付きます。椎の木の花です。樫の木や楢の木の、どんぐりも同じような花が咲きますが、色が薄く花房が大きいので感じが違ってきます、時期もやや遅れます。
最近は、椎の木が少なくなりました。岐阜の金華山は椎の木が密集していたようです。今頃の季節になると一斉に開花するので、全山が金色に染まったから、その名がついたようですが、いまや過っての俤はありません。
しいの実は、そのまま食すことが出来るので、山城や、神社仏閣の敷地内には、沢山の椎の木が、植樹されていたのですが、どんぐりと同様、少なくなっています。山の動物たちも、どんぐりや、椎の実がなくなれば、生存できないので、里の畑を荒らすことになります。