miyabuの雑記帳

ボケ老人の無責任なお話

小沢新党は人材不足

2012-07-14 | Weblog
民主党のスローガンを、そのまま党名にした新党が出来ました。「国民の生活が第一」小沢新党です。3度目の正直で、成功したかに見えましたが、信念の実現には至りません。叩かれ、弾き飛ばされて、4度目の旗揚げです。


旗揚げのたびに、人材は離れていきます。党の要職や、大臣の椅子に座ると、当初の信念よりも、保身に傾き、あくまで信念を通そうと、霞ヶ関や、マスコミに多くの敵を持っている小沢さんを、敬遠します。行動を共にして、1からの苦労をしたくないのです。


今回の結党は、極めて人材不足が、強く感じられます。一年生議員の中にも優秀な人達がいるのでしょうが、芽を出すには、経験が足りません、かばん、かんばんで、小沢さんの強力な庇護が必要です。民主党結党のときは、鳩山財閥が控えていました。小沢資金でどこまで、この一年生議員を、国会に呼び戻せるか、小沢さんの手腕に注目です。


民主党政権獲得の、指導者は小沢さんでした。官僚指導から政治指導。税金の無駄使い根絶。緊密で対等な日米関係。国民の生活が第一。これらを旗印に、圧倒的支持を得たのです、そして幹事長の要職につき、自民党時代の悪の根源をなした、陳情制度の大改革を行いました。代議士が陳情団を引き連れ、各官庁を回る制度は、族議員を発生させ、官僚主導を助長するものでした。


この陳情制度の全廃で、政治家や、官僚、財界までブーイングの声が上がり、マスコミが便乗し、検察庁がマスコミに便乗と言った格好で、小沢追放に成功しました。アットいうまの幹事長でした。党員資格停止に付され、完全に発言を封じられては、信念があってもなんともなりません。民主党は、たちまち方向転換を始めました。


小沢さんが幹事長で頑張っていたら、少しは夢の持てる、政治が展開していたかもしれません、残念なことですが、周囲を上手く取り込んでいくのも、政治手腕ですから、その面の配慮に欠陥があるのでしょう。いま、多少でも期待の持てる政治家といえば、枝野大臣かな?。自民党の石原幹事長、谷垣総裁など論外です。