愛宕山の山裾に広がる苧ヶ瀬池(おがせ)を半周し、林道ドライブウエイを東へ進むと、透明な樹脂板の案内看板が目に入ります。整備の行き届いた公園には広い駐車場があり、各務ヶ原アルプスに連なる山々の登山口にもなっています。公園内を流れる水路には、ホタルが生息しており、6月の中旬にはホタルの観賞が楽しめます。
この公園から東海自然遊歩道が、西へ延びています。従来は岩坂トンネルに通じる道から西へ向かっていたのですが、遺産の森公園を整備した際に、各務ヶ原ゴルフ場の南側を、寒洞池から御坊山の裾を通り、従来の遊歩道に合流しました。須衛山の麓を通り、桐谷坂へと続くこの辺りは、まことに景観のいい東海自然遊歩道です。
8世紀から10世紀にかけて、須恵器の大規模な産地だったようすが、遊歩道造りの際、古窯の跡が多く見られたようです。日本の土器は縄文土器から弥生時代の須恵器、古墳時代の土師器へと続いていきます。古窯の跡らしきものを探しながらの、散歩も楽しいものです。少女袴の可憐な花も静かに咲いています。
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